真紅の夢


二度の生を、奪われた娘が在った。

どちらの生も深紅の瞳を持ち、決して『幸せ』とは言えないものであったが、娘はそれを受け入れ、全てを捨てて生きていた。

その娘の前に、ふと現れた鬼が居た。

愛することも愛されることも知らなかったその鬼は、娘と過ごす内に次第にそれを理解するようになる。

これは愛に飢え、同時に怯えながらも生きる娘と、愛されず、愛を知った鬼の話。

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