長いお話

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そんなこんなでその日がやってきた

私はとにかくダイエットをし5キロ減に成功

なんとか間に合ってよかったぁ

とりあえず荷物はゆっかーの車に預け
遊園地に行く事にした

お「みんな久しぶりだねぇ!」

久しぶりに会ったみんなは全く変わってない

まぁ強いて言えば今日はみんな制服じゃなくて私服ってとこかな?

けどベリがまだきていない

集合場所、伝わってるよな?

「お待たせっ」

後ろからベリの声がして
振り返れば私は思わず頬が赤くなった

そこにいた彼女はいつもより髪を巻いていてフワフワしている

彼女は少し早足で駆けるからそのフワフワの髪が風に靡く

いつもの学校より少し、大人だ

そんないつもと違う雰囲気の彼女に
少し、ドキドキした。

「ぺーちゃん遅いよぉ〜」

り「道、迷った?」

「ううん、携帯無くしちゃったの」

「あったの?」

「ない!って思ってママに聞いたら
目の前にあったの」

あ「ぺーたんらしいね。笑」

私は目を、合わせられなかった


やっと全員集合したので遊園地に入場

まずは足で漕ぐ乗り物

自分たちで進んでいくやつだから楽しめた

「モナー!リサー!」

漕ぎながら名前を叫んでるのは
あかねんとゆっかー。

2人はペアで乗っていた

残りのペアは私とリサ。

そしてオダナナとベリ。

ほんとはベリと組みたかったけど
なんでかこうなってしまった

その後も色んな乗り物に乗った

コーヒーカップでオダナナにぐるぐる回されて気持ち悪くなったり迷路で迷子になりかけたり。

お「次お化け屋敷!」

オダナナ以外お化け屋敷が苦手なので
当然みんなからブーイング

だからそれぞれペアになっていく

あかねんとゆっかー。

りさと私。

オダナナとベリ。

まずはあかねんとゆっかー。

ゆ(きゃーーっ!やめて!)

あ(なにがよ!)

(もう無理きゃーっ!)

(ちょっゆうか待ってよ!)

15分くらいしてようやく出てきたのは
あかねんだけだった

なのにあかねんは少しふくれっ面

「ゆっかーは?」

「…知らない。私の事放っておいて
走り出すから置いてきた」

なるほど、それで機嫌が悪いんだねぇ

「はーっ疲れたぁ。
あかねんなんで先に行っちゃったの?」

後から出てきたゆっかーは少しやつれていて
あかねんが起こってる事さえ気づいてない


そりゃあかねんも怒るよ、ゆっかー。

次はりさと私。

正直ずっとリサにしがみついて怖いしか言ってないと思う。笑

「んぅー、怖かったよぉ」

「怖かったねぇ〜」

りさも怖かったみたいで何度も壁にぶつかったり幽霊役の人が待機してる場所に入ったりしたみたい

オ「りさどうだった?」

「んぅ〜、志田が可愛かった」

なんだよそれ。笑

最後はオダナナとベリ。

ベリは入り口のドアを開けた瞬間に叫んでいた

「ぎゃーーっ!」

「ぺーちゃん大丈夫大丈夫」

お化け屋敷が好きなオダナナは余裕そうに
ベリの脇の下に腕を回し手を握ってる

いいなぁ、私もベリと手を繋ぎたいよ

(ダニー!助けて!)

(ぺーちゃん大丈夫だから!
じゃあお歌歌おう?なにがいい?)

(...グスッ、かえる)

(いくよ?
かーえーるーのーうーたーが♪はいっ!)

(…かーえーるーのーうーたー...キャーッ⁈)

歌が聞こえなくなったと思ったら、オダナナがベリの背中を摩り抱きしめながら出てきた

オ「いったぁーい」

「..グスッダニーごめんね?」

ま「なんかあった?」

「いやぁお化けにびっくりしたぺーちゃんが私と手繋いでたの忘れて走っちゃってさぁ、壁に思いっきりぶつかったんだよぉ」

り「ぺーたんじゃなくてよかったね?」

「ちょっとぉ!私の心配はぁ?」


夕方付近になりオダナナが限界を迎えた

「限界!ジェットコースター行こ!」

「「えーっ」」

オダナナはずっと乗りたかったけど
苦手な子が多いから言い出せなかったらしい

けどまぁみんなテンション上がってたし
文句を言いながらもアトラクションに向かう


「ベリ?どした?」

みんながアトラクションに入場するなか、
ベリは少し立ち止まってしまった

どうしたんだろう

「…のれない」

「絶叫系、嫌いなの?」

「…うん、ごめんね。
けど大丈夫だよ!みんなと乗ってきて?」

「…でも」

「大丈夫だって!
私ちょっと休憩したいし!」


「……わかった。すぐ戻るからね?
知らない人に着いて行っちゃダメだよ?」

「ンフフ…愛佳、ママみたい」



どれだけ振り返っても
心配は募るばかりだった
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