黒狼は鬼に飼われた様です

□一頁目
2ページ/4ページ










気付けば、私は誰かに抱えられていた。


目の前には・・・えーと、なんて言うんだっけ。


あ、そうだ。カーキ色が見えた。きっと軍服?だと思う。


ちらほら話し声が聞こえる。でもそれよりも私は久し振りの温もりを感じていた。


固い胸版。だけど何処か温かい。


ギュッと無意識にその人の服を握る。


あぁ・・・瞼が重い。


段々迫り来る睡魔に負けて私はまた、気付かぬ間に意識を飛ばした。


































あの温もりは、一体誰だったのかな・・・。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ