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□新米魔王の素敵な毎日
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 あーだこーだとおれそっちのけで言い合っている二人を止める事もできず、どうしよう、と困っていると、いつのまにか準備万端ですって感じになってたコンラッドに、

「このままこっそりロードワークに行っちゃいましょう?」


 …なーんて誘われて、嬉しくなりながら、こっそり部屋を出た。

 廊下にいた護衛の兵士さんは、何も言わずにただニッコリ笑ってお辞儀をしてくれた。



 
 ロードワーク中、やたら図体のでかいメイドさんがおれたちと一緒に走っていた。

「あらぁ、陛下、隊長、おはよーございまぁす」

「お、おはよー、グリ江ちゃん…今日もいい天気デスネー…」

「二人とも朝から精が出るわね〜。グリ江も走っちゃお〜!!」

 …というわけだ。
 グリ江ちゃん…もといヨザックのことは嫌いじゃない。大事な仲間だし、大切な人達の中の一人だ。
 けど…いくらそういう人でも、さすがにその恰好でロードワークは、びっくりだよ…ヨザック。

 しかも。

「楽しかったわ〜!!また仲間に入れてくださいね〜っ」

 またその恰好で!?
 …今度は、普段着で来いよ。




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