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□新米魔王の素敵な毎日
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 すると、まるでその心の声を聞いていたかのように、コンラッドは言った。

「ヴォルフ、ユーリとじゃれていたいのはわかるけど、そろそろ離れないと―――」

 バキイイィーーーン!!

「!?な、何の音っ!?」

 けたたましいなんてもんじゃない。
 明らかにドアを破壊して、誰かが入って来た。

 もうもうと立ち込める煙の向こうに立っていたのは…

「へぃかぁーーーーっ!!貴方様のギュンターが、朝の心地よいお目覚めをお届けに…ってあーーーーーーっ!!ヴォルフラムっ!!貴方はまた陛下の褥に…っ!!」

 朝から相変わらずの暴走っぷりを発揮している、とてももうじき150歳とは思えないくらい元気な、ギュン汁王佐殿だった。

「まったく…毎朝毎朝うるさいぞギュンター!!ぼくとユーリは婚約者なんだからな!!夜をともに過ごそうが何だろうが、問題はないだろう!!」

「婚約者は婚約者であって、伴侶ではありませんと言ったでしょう!!」

 待て、それ以前に、おれの意見や気持ちは無視なのか。





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