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□He is mine!!
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するとユーリが俺の腕をがしっと掴み、俺を見つめながら言った。
「コンラッドも一緒じゃなきゃ…やだ」
…なんて可愛い事を言うんだ貴方という人は!!
さっきはあんなに恥ずかしがって小声でしか言えなかったのに…それよりも可愛い事を言うなんて。
無自覚過ぎて、逆に心配だ。
「それじゃ、お言葉に甘えて」
「何言ってんだよ、ここは元々あんたの部屋だろー?」
「でも、俺は貴方のものですから。俺のものなら貴方のものと言っても…」
「…そんなジャイアニズムはいらないよ」
「おや、本当の事ですよ?」
「もー、何言ってんだよ、コンラッドってば…」
クスクスと可笑しそうに笑うユーリを軽く抱きしめ髪を撫でる。すると、しばらくしてから、規則正しい寝息が聞こえて来た。
完全に眠ってる…ということは、もうすぐか…
俺はもうすぐ来るであろう厄介事を考え、小さくため息をついた。
思い返せば、この子とこういった関係に発展してから、ずっと出続けているかもしれない…
俺は目を閉じて、もう少しだけ、と思いながらユーリの体をぐっと引き寄せた。
と、その時。
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