Request Page

□フォンクライスト卿の華麗なる日常
2ページ/4ページ


 清々しい朝の目覚め…

 今日もまた私と陛下の素晴らしい一日が始まります。

「…はっ!!こうしてはいられません!!」

 早く陛下を起こして差し上げに行かなくては!!


 陛下のお部屋を目指して急いでいると…何と!!あれは、コンラートではありませんかっ!!

 き、今日こそは負けませんよっ!!

 意気込んで陛下のお部屋の前まで行くと、コンラートが中に入ろうと、扉に手を掛けている所。

「こっ、コンラートっ」

「ん?…あぁ、ギュンター。おはよう」

 相変わらず爽やかに笑いますね……

 ですが、陛下は私が起こして差し上げるのです!!

「おはようございます。…コンラート、今日は私が陛下を「ギュンター」

 …何故でしょう。私は、ただ名を呼ばれただけなはずなのですが…

 …何故、こんなにも寒さと恐怖感を感じなくてはならないのでしょうか…

「陛下を起こす事も護衛の仕事の内なので、ね」

 …すみません陛下、私はこの男には勝てません!!

 ですが、この愛は不滅!!

 フォンクライスト・ギュンター、今日こそは陛下の御心を射止めて見せますっっ!!






.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ