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□フォンクライスト卿の華麗なる日常
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清々しい朝の目覚め…
今日もまた私と陛下の素晴らしい一日が始まります。
「…はっ!!こうしてはいられません!!」
早く陛下を起こして差し上げに行かなくては!!
陛下のお部屋を目指して急いでいると…何と!!あれは、コンラートではありませんかっ!!
き、今日こそは負けませんよっ!!
意気込んで陛下のお部屋の前まで行くと、コンラートが中に入ろうと、扉に手を掛けている所。
「こっ、コンラートっ」
「ん?…あぁ、ギュンター。おはよう」
相変わらず爽やかに笑いますね……
ですが、陛下は私が起こして差し上げるのです!!
「おはようございます。…コンラート、今日は私が陛下を「ギュンター」
…何故でしょう。私は、ただ名を呼ばれただけなはずなのですが…
…何故、こんなにも寒さと恐怖感を感じなくてはならないのでしょうか…
「陛下を起こす事も護衛の仕事の内なので、ね」
…すみません陛下、私はこの男には勝てません!!
ですが、この愛は不滅!!
フォンクライスト・ギュンター、今日こそは陛下の御心を射止めて見せますっっ!!
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