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□雨の日。
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「…何…?」

 暫くそうしていると、恥ずかしそうに頬を紅く染めたユーリが視線だけ向けながらボソッと小さく尋ねて来る。
 …全く、貴方という人は…。

「コ、コンラッド…!?」

 ユーリの驚いた声が耳に入るけど、構わず抱き締める。
 急に何故か少し切なくなって、愛おしくなって…どうしても抱き締めたくなって。
 不意にユーリがとても遠く感じられて…それが嫌で、隣に座る大切な幼い恋人をぎゅっと抱き締めた。
 俺の行動があまりにも突然だった為か、物凄く驚く彼が堪らなく愛しい。



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