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□雪ノ様ニ降リ積モル想イ
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「…寒っ…」

 窓際に立ち外を見つめながら呟くユーリは、寒さに小さく震えながらもどこか嬉しそうな顔をしている。

「嬉しそうですね」

 ベッドの端に腰掛け、後ろ姿を見つめながらユーリに言うと、彼は足早に俺の傍に来て、隣に座った。
 その表情は本当に嬉しそうなもの。

「どうしたんですか?今日は天気も悪いし、気温も低くて…」

 キャッチボールやロードワークには適しませんよ?
 元々、室内より室外で体を目一杯動かす事が好きなユーリにとって、今日みたいな天候は欝陶しいはず。
 それなのに、予想とは全く違う反応を示すユーリに聞くと、少し頬を朱に染めて、小さく呟く様に答えてくれた。



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