どれも良い

□第3話
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次の日、男は
少年たちが何も言っていないのに、疑問を見透かしたように話し始めた

「元の世界に帰る方法は…“まだ”分かりませんが
ここで、君たちが生き抜くスベは知っています」

「それは…?」
泰人が食い気味に聞く

「魔宝ストーンという物探をして、手に入れる事です」

「魔宝ストーンは、どこにあるの?」
「それを使うと…もしかして、魔法が使えるの?」
泰人は疑問を投げかけ、粋樹は実に好奇心旺盛だった

「使えます。
とりあえずは、森にあるでしょう
数を集めて、力をつけて下さい
帰る方法は、こちらで調べておきます」

男は、単純な疑問と、旺盛な好奇心に答えた

「力?何のために?」
「生き残る為です。魔物に殺されるかも知れないので」

こんな会話が交わされた
少年たちは、血の気が引き
どうしようかと悩んだが
リキ達にストーン探しの協力を得ようと決めたのだった
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