どれも良い

□第2話
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〜次の日、???〜

少年たちが目を覚ますと、そこは見知らぬ一室だった

「泰人、大丈夫?ここは?」
「平気だよ。ここがどこかは分からない」
「そうか…」

ガチャリ
この一室のドアが開かれた

「良かったー。目を覚ましましたか
あの子らが君たちを見つけてくれて良かったです
二人とも見たところ、ケガはないようですよ
…食事は?どうです?食べられますか?
食べさせて差し上げましょうか?
恥ずかしいですよねー(笑)」

この饒舌な男を前に、二人は子供らしく、
何、この人?という表情を浮かべる

「これは失礼いたしました
このワタシに名など無いので、見た目の通りに呼んで下さい。195センチありますから
身長のわりには体重ないんですよねー
食べてるんですけど、増えなくて(笑)
それで…君たちの名は?興味があります」

二人は、自らの名前を告げた

「良い名ですねー
そうです。ここが何処か気になるでしょう?
君たちが、どうやってこの世界へ来て、なぜ倒れて居たかは分かりませんが…
ここはワタシの部屋。そして、魔宝界です!
明日、運んで来てくれた子たちに会うと良いでしょう
とりあえず、食べなさい
食は生きる基本ですよ?」

二人は(特に粋樹は)ツッコミたい事でいっぱいだったが
その日は疲れていたので、食べて眠る事にした

(まほう界?魔法が使えるの?嬉しいけど、夢だよね)
(なんだこの人、喋りすぎ。魔宝界?なんだよそれ)
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