どれも良い
□第7話
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意気揚々と続ける男
「亜空間に落ちたワタシが出会ったのは
一人の男でした
そう…粋樹くんに似ていましたね〜」
子供たちに何も言わせず、続ける男
「彼は、ワタシに『神になれ』と言いました
だから、ワタシは創造したのです」
「ぶっ飛び過ぎて解らないよ」
男の饒舌を、泰人が止めだ
「そうでしょう!
そういう世界なのです!ここは
彼は、ワタシが『神』になったと同時に、元の世界に帰って行きました」
身動き一つ出来ない粋樹
それをよそに、男は語りを止めない
「帰る為の、最大の試練は…ワタシを倒すことです
人にとって、何が大切か考えることです」