二次創作

□甘い甘い午後のお茶会
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「やっと終わったか」

最後の書類に判を押し、福沢はため息混じりに言った。

そういえば何時なのだろう、と思い時計を見る。

午後4時だ。

思い出せば、書類に判を押している間、ずっと何も食べてない。そう思うと途端に腹が空いてきた。

「しゃちょー!お土産もらった!食べる?」

と、ドアを勢いよく開けて、乱歩が入ってきた。

「おい。入るときはノックをしろと言ったろう。あと食べる。」

「だよね!そう思って、もう準備してあるんだよ!」

乱歩は、そう言いパタパタと走っていったかと思うと、すぐにお茶やお菓子が乗っているトレーを持ってきた。

「あ、まだだよ!テーブルとイス持ってくるから!」

また、戻っていきズズと引きずりながら折り畳みのイスと持ってきた。

「これでここに置いて……完成!どお?お茶会っぽくない?」

「おお…。」

「仕事で疲れてるでしょ?甘いもの食べたら少しはリフレッシュできるかなって!」

ありがとう。

福沢は、乱歩の頭を優しく撫でた。

「ふふ、くすぐったいなぁ〜♪」

乱歩は嬉しそうに目を細めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あの…国木田さん。社長室から笑い声が聞こえるんですけど…」

「シッ!聞こえるだろ!」

「はい…」

そのあと1時間程、社長室からは笑い声が聞こえたという。
 

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