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□Ep.1
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side リコ


うちは今日の朝、学校に行く途中大好きな姉と妹と共に多分死んだ。

大型のトラックが突っ込んできたし多分即死。
それなのに何故、何故うちは今見知らぬ家の中に死んだはずの姉と妹と一緒にいるんだろうか

目が覚めたのはうちだけみたいで、姉と妹はまだ寝ている。

うちはまわりを見渡すとテーブルの上に1通の手紙がある事に気づいた。

その手紙を読んだうちは呆然と立ち尽くすことしか出来なかった

「なに...こ...れ......?」

とりあえず姉と妹を起こして手紙の内容を話さなきゃ!

「ねぇ!お姉ちゃん!エリカ!おきてっ!おきてってば!!!」

うちは2人をゆすりながら声をかける

「......んん、リコ?今何時〜?」
暫らくすると呑気なことをいいながらお姉ちゃんが起きた

「お姉ちゃん!なにいってんの!うちらトラックに引かれて死んだんだよ?!」

「......そうだ、私達は朝事故にあって...、死んでないじゃない。」
お姉ちゃんはまだ現状を理解できてないみたい、そうだよね、うちもよくわかんないもん

「そうなの!それでさっきテーブルの上でこの手紙見つけて...!」
うちはお姉ちゃんにさっきの手紙を差出す

お姉ちゃんが手紙を広げる
「...貴方達はあの世界では亡きものとなった、だがそれは予定されて無きこと。よってこの世界で存分に楽しむが良い。生きるために必要なものは用意した。......どういうこと?」

「わかんない!分かんないけど別世界で生きれるってことじゃない?」


「さすが、リコ患ってるだけあるわね」
お、お姉ちゃんひどい!

「わ、患ってなんかないもん!大体お姉ちゃんもオタクってことには変わりないんだからぁ!」

「はいはい、取り敢えずこれからどうやって暮らしていくか考えないとね...ところでリコ、あそこに置いてある物騒な物達は何かしら?」

「物騒なもの...?」
うちはお姉ちゃんに言われてはじめて気づいた。

部屋の隅においてある銃、弓、そして鎌に......。

「あんた今気づいたの?」
お姉ちゃんに問われる

「うん、でもこの鎌かっこよくない?!」
そういって鎌に触れようと思った瞬間鎌が光って小さくなった

「...何?!リコ!大丈夫?!」
お姉ちゃんの心配そうにうちを呼ぶ声が聴こえる

光が収まると私の手の中にはネックレスになった鎌があった。
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