キヒヒ!!

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「ディーノ。ごめん嘘ついた」

「……お前か。嘘って何がだ?」

「敵じゃない状態で来た」

「ああ……」

「スクアーロ回収したよね」

「……そうだな」

「死なせたら泣くから」

「あ!おい!待て!!」


中山外科医院に居たディーノに言い逃げしてきた。
よかったちゃんとスクアーロ生きてる!!!回収していないとか抜かしたら!船借りて自害身投げしてた!海に沈んで餓死するところだった!!

私の身体エネルギー切れると寄生物が勝手に動いて!理知無き人食い塵になるんだけど!
その状態でも人が居なくて食うものないと流石に餓死するんだよね!
今の私の体重からして泳ぐことはまず無理だからね!しずむわぁああ!!


並中校庭やってきました。
立ち位置まで移動中のようだ。

よっしゃ

「う゛お゛ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおいッキヒッヒーー!!!
 ゴーラたぁああああああああん!!!久几さんは!久几さんはね!
 君の稼働音がすきなんだぁあああああああああああはっはあああああ!!!!」

叫びながら校庭へ。
クラウドグランドの中にもう居るじゃないの。
円陣組んだ後ぐらいに滑り込んでみた。

「ゲッ…」

やあ獄寺。かわいいね

「ヌッ」
「お?」

了平と山本もかわいいよ。

リボーンこっち意識向けてんな。見んな。
身体をそらせばグラウンドの雲雀。お前も、チェルベッロの号令を止めるように手で制してまで、こっち見んな。あっち向いてろ。

「久几…来るとは思ってなかったよ」
「やだなあ雲雀さんの晴れ舞台じゃないですかハハッハ」
「敵の名前叫んでたよね」
「あ、痛いとこつく」

雲雀さんがなんか気安く名前読んでくるけどとりあえず問題なさそうだ。

気配殺して背後から近づいてくるこいつは問題だが。

「やあ、薄明」
「…やあ薄明」

肩に手を置こうとしてきたパツキンの腕をすり抜けて振り向き、会釈をした。
至近距離で話しかけられるとは思わなかった。

「ねえベッラ。少し…あっあっ待ってベッラ!つれないなあ!!」

無視無視。
ヴァリアーの元へ。

向かっている最中に、バトル開始の宣言がなされた。

モスカがギューンしてボカッとされてバタンキューして。グラウンド内での展開には特に異常はなかったから気にするそぶり無くスタスタスタ

「オレらの負け越しじゃん
 どーすんだよボースーー」

XANXUSのそばまで行けば、彼は手を伸ばして私の喉元を撫でた。
……にゃーん。

あーモスカ暴走しそう。
そういう風にプログラムされたモスカが。
あー。セーフティーと人工知能が焼けていくー。

それを感じ取ったXANXUSはにんまりと笑い、腰を上げた。

今日になってからXANXUSの胸はずっと高鳴っていた。
ようやっと。だからなあ。


グラウンドへ飛び入ったXANXUSはとても楽しそうに雲雀さんとダンスしていた。

ステップ音が聞こえる。

見たいなあ
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