進撃の巨人

□この世で一番遠い片思いの人
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*性的表現があります、苦手な方や18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください
*リヴァイ→ジャンの暴力表現あり

大丈夫という方はスクロールをお願いします↓



















最初は本当に些細な事だった





「あっ……ジャン…そこだめぇ…っ///」

「ナマエさんの“だめ”は…“イイ”ですよね…?///」

「んあ…っ!ジャンっ…んん…っ!///」

「ナマエさん……///」


ナマエさんの部屋で、机に座ってるナマエさんの控え目な胸の乳首を口に含むと顔真っ赤にして俺の頭にしがみ付いてきてめちゃくちゃ可愛い。
もっともっとナマエさんの幼さの残る可愛い顔とか、小柄な体とか、控え目だが柔らかい胸とか、優しい花みてぇな香りとか、か細い声とか、小動物みてぇな眼差しとか、温かい体温とか…全部全部感じてぇ。


「好きです……ナマエさん///」

「ひぁぁ…っ!ん…ふぁ…?なにか言った…?ジャン…///」

「あ…え、えっと……好き…です…///」


呟くと、喘いでて聞こえなかったのかナマエさんがとろんとした目をして首傾げて見つめてくる。
その可愛いさに内心身悶えながらもう一度言うと、ナマエさんは一瞬きょとんとした顔をしたが直ぐふわりと柔らかく微笑んだ。



(…………………)



だが…普段ならめちゃくちゃ嬉しい筈のその笑顔も…今だけは嬉しくない。


「本当?えへへ…いつもありがとう、ジャン///」

「…………………」



(ああ………またか……)



ナマエさんのいつもと変わらないそのふにゃっとした屈託無い笑顔と「ありがとう」という言葉が俺の胸を締め付ける。
その笑顔と言葉にはいつも純粋なお礼の感情以外何も含まれていなくて…めちゃくちゃ愛しくて可愛いのに…凄く残酷で…。


「………っ!」


何かもう訳分かんなくなって、いろんな感情がぐちゃぐちゃになりながら自分のちんこを強く握ると勢いよく射精した。
床にびちゃびちゃ飛び散っていく白い精液と一緒に頭ん中のいろんな感情も一時的に排出される。


「うぅ…っ!く…っ!///」


ぶるりと体を震わす俺の頭に小さな手が置かれて優しく撫でられて…自分の立場ってのを改めて思い知らされた。





最初は本当に些細な事だった。

一週間前、書類で指を切っちまったナマエさんと偶然居合わせた俺は医務室に行きましょうと説得した。
でもこのくらい大丈夫と微笑んで聞かないナマエさんが俺はどうしても心配だった。
誰だって、怪我してる人がいたら心配だろ?それが片思いしてる人だったら尚更だ。

だから俺は…少し戸惑ったがナマエさんの指の傷を舐めてあげたんだ、そのままにしておくよりはマシだと思って。
…まぁ、下心が入ってないと言えば嘘になるけどよ。

俺がその後照れたりでもしてナマエさんの顔を見ずにその場を去ればよかったんだが、その時は照れよりも興味が勝っちまった。
ナマエさんがどんな反応してくれるのか見たくなっちまったんだ。

その時ナマエさんの顔を見なければ…今俺達はこんな関係にはなってなかったと思う。




「はぁ…はぁ…っ///」

「ジャン、大丈夫?沢山出たね///」


床に飛び散った俺の精液を見下ろして机の上で足をもじもじさせるナマエさんの額に息も絶え絶えにキスすると、可愛いく頬を赤くして小動物みてぇな丸い瞳で見上げてくる。
イって…ぐちゃぐちゃだった頭は大分マシになった気はした。


「す、すみませんナマエさん…俺だけ先に…///」

「ううん、いいよ。でも…私もイかせてほしいな…///」


ああ、そうだ。
一週間前も、俺はこの上目遣いにやられたんだった。


あの時、傷を舐める俺を恥ずかしそうに顔を赤くして見つめてくるナマエさんのあまりの可愛いさに…俺は思わずナマエさんに手を出しちまった。
最初は抱き締めてキスしただけだった、いや…それでも十分やべぇけどな、だって俺達は付き合ってるわけでもねぇんだから。

だがナマエさんは嫌がらなかった、恥ずかしそうな素振りはしたが“抵抗”とはあまりに無縁な可愛らしいもの。
そんな素振りも手伝って、俺は歯止めなんか効かなくなっちまってそのまま最後までナマエさんを抱いた。
何度も何度もナマエさんの中でイって、ナマエさんの可愛いさとかセックスの気持ち良さとか全部堪能した。
そしてそん時の愛しさとか快楽とか忘れらんなくて…この一週間俺は毎日ナマエさんを抱いている。



「はい…勿論です……///」

「あっ…ジャン…っ///」


ナマエさんを机に寝かせて、濡れまくってるマンコを舐め上げる。
背中仰け反らせて俺の髪を小さな手で掴むナマエさんはマジで可愛い。
指を絡ませてその小さな手を握ると、俺が舌でクリトリスを舐める度ぎゅっと握った手に力が入りまたちんこが勃ってくる。



(………ナマエさん)



あの時、ずっと片思いしていたナマエさんとひとつになれて俺は舞い上がっていた。
舞い上がっていた俺は、冷静になった今じゃ信じられねぇがすっかり忘れてたんだ。


ナマエさんが、本当は誰のものかってのを。





コンコン






「!!!?」

「あ……はい、誰ですか…?///」


突然ノックされたナマエさんの部屋のドアにびくりと肩が跳ねて、俺は急いでドアを見る。
目をとろんとさせたナマエさんが机の上で体を起こす様子が何でか凄ぇゆっくりに感じて、代わりに心臓がドクドク早鐘を打った。




「俺だ」




ドアの向こうから聞こえた声に、俺は一瞬で体が凍り付いたみてぇに冷たくなった。

今俺が一番会いたくない人。


リヴァイ兵長だ。



「……っ!!」


俺は急いで立ち上がりナマエさんの乱れた服を直す。
ナマエさんの下着は愛液で既にべとべとだ、穿いたらきっと冷たいだろうし気持ち悪いよな…だが、今だけはまた穿いてもらうしかない。

すみませんと心の中で謝りながら愛液でべとべとの下着をぐいっと上げると、ナマエさんが冷たさになのか声を出す。


「ひゃあ!///」

「!!」


急いでナマエさんの口を手で塞ぐが、多分もう遅い。


「……おい、何してやがる。入るぞ」


ガチャとドアが少し開き、俺は急いでクローゼットの中に隠れた。
ドアを完全に閉める前にリヴァイ兵長が部屋に入ってきちまったからドアはほんの少し開いたままの状態になっちまったが…この程度なら中までは見えねぇから今は息を殺す事だけに集中する。
少し開いたクローゼットのドアの隙間から、リヴァイ兵長とナマエさんの様子が見えた。


「リヴァイ兵長///」

「……何だ、一人でシてたのか?」


服はある程度直したがナマエさんは机の上に座ったままになっちまったし、上気したナマエさんの様子や机や服についた愛液とかはそのままだからだろう。
リヴァイ兵長はそんなナマエさんを見て頭を撫でると、優しくナマエさんにキスをした。


(………………)


俺がこんな事思う資格なんかねぇのは分かってるが、そんな二人を見て胸が痛んだ。
馬鹿か俺は…あれが本当の“恋人”の姿だってのに…どのツラ下げて傷付いてる。


そう、ナマエさんは…リヴァイ兵長の恋人だ。

舞い上がっていた一週間前の馬鹿な俺はあろうことかリヴァイ兵長の恋人に手を出したんだ。
そして一週間経った今も、その罪を着実に重ねている。

いつか殺されるかもしれねぇと感じながらも、何故俺はナマエさんを抱く?
そんなの答えは決まってる…ナマエさんの事が…好きで好きでしょうがねぇからだ。
だからこの一週間、ナマエさんに好きですと何度も告白したのに…返ってくるのはさっきみてぇないつも決まった屈託無い笑顔と「ありがとう」というお礼だけ。
ときめきなんて感じさせないあまりのあっけらかんとしたナマエさんの様子に、俺は脈なんてものは皆無だと分かった。

なら何でナマエさんは俺とシた?
ナマエさんは本当に素直で純真で天然で、何に対しても只自分の気持ちを真っ直ぐに向ける人なんだ。
“好き”か“嫌い”か…ナマエさんの中にあるのはただこれだけ。

俺とシたのも、ただ俺の事が別に嫌いじゃなかったからってだけだ。
これがもし見知らぬおっさんとか内地の腑抜けた兵士とかナマエさんが嫌悪感を抱く相手ならナマエさんは勿論シない。
“可愛がってる後輩”とか…ナマエさんにとって変に中途半端な立場の俺が手を出しちまったから。
中途半端だが別に嫌いではない…だからシた、それだけだ。

そんなナマエさんだから、勿論リヴァイ兵長を裏切ってるつもりも微塵も無い。
ナマエさんにとっては犬かなんかにでも懐かれてるようなもんだからだ。
そして俺は…そんなナマエさんに甘えて甘い汁を吸ってる。

…分かってる。

本当はこんな事…いつまでも続けてていいわけがねぇ。



「リヴァイ兵長?どうしたんですか?」



ナマエさんの声に下に向けていた視線をクローゼットの隙間に向けると、リヴァイ兵長が床をじっと冷たく見下ろしていて俺は背筋が凍った。



リヴァイ兵長が見下ろしていたのは…さっき俺が出した…精液。



「……………チッ」



恐ろしく眉間に皺を寄せたリヴァイ兵長は、俺の精液を片足で荒々しく横に蹴り払う。
びちゃりと精液が壁に飛び散り、その荒々しさにナマエさんが怯えたように小さな体を震わせる。
兵長のその姿にさっきまで半分勃起していた俺のはもう見る影もなく縮こまっていた。


「リ…リヴァイ兵長…?」

「……なぁ、ナマエ。一人でシてたんなら…俺にその続きを見せてくれねぇか」


微かに残った床の俺の精液をブーツでぐりぐりと踏み潰しながら、兵長は無表情でナマエさんを見る。

リヴァイ兵長がキレているのはナマエさんに対してじゃねぇ…床の精液に対してだ。
そしてあの様子じゃ、ナマエさんが一人でシてたんじゃなく、誰かがここにいたってのももう分かってるんだろう。

ガクガク震える手足を無理矢理押さえつけて、俺は息を殺すしかなかった。


「なぁ…お前が一人でいやらしくなってる所…見せてくれ」

「は…はい……///」


机に手をつき、ナマエさんの耳元で呟きながらリヴァイ兵長が愛液でべとべとのナマエさんの下着をずり下ろす。
愛液が下着とマンコの間で糸を引き、ナマエさんが恥ずかしそうに顔を赤く染める。


「ん…はぁ…っ///」

「………………」


リヴァイ兵長に間近で見つめられながら、ナマエさんが自分のクリトリスを華奢な指で愛撫する。
だがナマエさんは自分でするのは初めてなのか、なかなか気持ちよくなれねぇみてぇだ。
そんなナマエさんを、リヴァイ兵長は知ってか知らずかただ黙って見つめる。


「んん…っ!///」

「………………」


顔を赤くしながら眉を下げて縋るようにリヴァイ兵長を見つめるナマエさんが可愛い。
たどたどしく自分のクリトリスを愛撫するナマエさんの手をとったリヴァイ兵長は、愛液で濡れたその指をぺろりと舐めた。


「どうした?一人でシてたわりには…全然なってねぇ」

「あぅっ…兵長…ゆび…っ///」

「指がどうした」

「ゆび…な…舐めちゃだめ…っ///」

「舐めるなだと?随分気持ちよさそうにしておいて…よく言うな」

「あぁんっ…だめ…舐めちゃだめぇ…っ!///」


ナマエさんの華奢な指がリヴァイ兵長の口内にゆっくり飲み込まれていく。
ビクビクと小さな体を震わせ目を潤ませるナマエさん。
そんなナマエさんを見つめるリヴァイ兵長も、段々欲情に染まった男の顔になってきた。
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