HelloWould!!!!
□第3話 優しい人と可愛い妹
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千鶴ちゃんに案内されて部屋に入る。そこは2人が生活するには少し狭い部屋で。なんとなく申し訳ない気持ちになった。もう夜も遅いので布団を敷しく。
「神流さんはその異世界から来たんですよね?よければお話を聞いてもよろしいですか?」
「うん別に大丈夫だよ。あ、じゃあ千鶴ちゃんの質問が終わったら私もこっちの世界の常識を教えて貰おうかな?」
「はい!私がわかる範囲でなら‼」
「ふふ。なんか妹ができたみたい。」
「私もお姉さんができたみたいで…」
すると千鶴ちゃんはまた顔をリンゴの様に赤くして俯きボソボソと言っている。
「どうかした?」
「あ、あの…その…神流姉さんとお呼びしてもいいでしょうか⁉」
な、な、な、なんだこの可愛い小動物は‼抱きしめたい‼抱きしめるしかない。
ガバッ‼
あたしは千鶴ちゃんに抱きつく。
「神流さん⁉」
「可愛いー‼それに神流さんじゃないでしょう‼神流姉さんでしょ‼全然読んでいいわよ‼むしろそう読んで下さい‼」
「は、はい‼あとその私のことは呼び捨てでお願いします‼」
「え?いいの?」
「はい‼むしろそう呼んで欲しいです‼」
あたしに期待の視線を向ける千鶴ちゃんに鼻血が垂れそうになる。それを抑えながら名前を呼ぶ。
「よろしくね‼千鶴‼」
「はい‼よろしくお願いします‼神流姉さん‼」
それから話が盛り上がった2人は夜遅くまで話していて徹夜していた土方に怒られたのは言うまでもない。