HelloWould!!!!
□第5話 夕飯と訃報
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副長補佐になり、何かと仕事が頼まれるのかと思ったらそうでわなく部屋でじっとして居ろ。と言われてしまった。しかも部屋に居るだけなのに監視されている。四六時中視線と気配を感じるためストレスが溜まる。そして部屋に閉じこもって居ろといった張本人は山南さんと大阪とかいうところに出張に行きやがった。
「部屋でじっとしてるのはいいんだけどせめて刀返して欲しいな〜。つかなんで部屋に引きこもってなきゃいけないの⁉刀ないから落ち着かないし‼あー動きたいー‼すごく動きたいー‼刀が足りないー刀返せー‼」
「そんなに動きたいなら僕の鍛錬の相手してくれない?」
「あ、今は沖田さんが監視役なんだっけ?嫌ですよ。沖田さんの相手したら殺される。あたしはまだ死にたくない。」
「その沖田さんってやめてくれないかな。僕には総司っていう名前があるんだけど。それに僕より強いのに何言ってるの?」
「え?名前?いきなり名前ってなんか馴れ馴れしくない?いえいえ強くないよー。」
「僕が呼んで欲しいって言ってるんだからそう呼んでよ。」
「はいはい。分かりました、総司。これでいい?」
「うん。これからもよろしくね。神流ちゃん。」
「よろしくね。総司。」
ぐぅ〜。神流のお腹が盛大に音を立てる。
「あ!そろそろ斎藤さんが来る‼やったーご飯だーご飯ー‼」
「元気なお腹してるね。あっ本当に一君が来た。相変わらず気配を察するのうまいね。」
「星川夕飯を持ってきた。」
「やっときたー‼ありがとう‼斎藤さん‼毎回ありがとう‼」
「あのさー飯の時間なんだけど‼」
すると藤堂さんが表れた。
「俺は仕事がある。先に食べていてくれ。」
「片時も目を離すなって土方の命令だからね。」
「だったらこいつも俺らと一緒に食べさせればいいじゃん。千鶴だって俺たちと食べてるんだし。」
「しかし、部屋から出すなとの命令だ。」
「いいじゃん。土方さんは大阪出張中なんだし。」
「そうだね。僕も神流が食べてるとこみてるだけなんて退屈だし。」
すると総司は斎藤さんからご飯お盆を取ると藤堂さんに渡した。
「え?なんで俺に渡すんだよ。」
「言出屁は君だからよしそれじゃ行こうか。」
「え?いいの?こんな簡単に副長の命令破って?本当にいいの?」
「いいんだよ。その命令した副長殿は今居ないんだし。」
オイオイオイと心の中で突っ込みながらも3人とも私のご飯を持って行ってしまったのでしょうがなくついて行くことにした。