清掃員シリーズ

□アニメ最終回
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※アニメ最終回のネタバレ有

※メタ会話文

※筆者が個人的にアニメで気になっていた部分の補完用文章

※妄想と捏造と謎時空

































『アニメは最終回を迎えちゃったね…。ユーリ君、今までお疲れ様』

「うん、ありがとう澪織さん。思い返してみると初めて登場してからの約二年半っていう時間もあっという間だったように感じちゃうな」

『最終回の頃もスターヴ・ヴェノムやオッドアイズ・ヴェノムが活躍してて格好良かったよ!』

「ふふ、そうだね。遊矢が彼らを上手に使ってくれて、元の主である僕も鼻が高いよ」

『ユーリ君も、ズァーク戦が終わった後はもしかしたらこの世の何処にも居なくなっちゃってるんじゃないかって思ってたから…………遊矢君の中ではあるけれど、ちゃんと存在しててくれて本当に良かった……』

「僕がそう簡単に居なくなったりするわけないでしょ?」

『そうかもしれないけど……!でも、ものすごく心配したんだから……!』

「そっか。ごめんね、心配掛けて」

『うん……まあ、ちゃんと居てくれたから許すけれど。それにしても遊矢君達と一緒になっちゃって、ちゃんと仲良くできてる…?ユート君に腹パンされたりしてない?』

「されかけたよ」

『やっぱり!?』

「そりゃあ、プロフェッサーの命令とは言え僕もあの頃は色々やんちゃしてたからね。殴られても仕方がないって自覚はあるつもりだよ」

『……何か、すっかり毒が抜けてきれいになっちゃったよねユーリ君。私ちょっとびっくりしちゃった』

「うーん、そうだね…………遊矢とのデュエルに負けて、一度はズァークになったけどその後悪の心を抜かれてそのまま遊矢の中に在ることになって……。何て言うか、憑き物が落ちたみたいな気持ちかな。そんな感じなんだよ」

『そうなんだ』

「彼らと一つになって、彼らが歩んできた日々の記憶も何となくだけど理解したんだ。多分遊矢達も同じように僕のことを理解してくれたんじゃないかな。……僕も彼らのような人生が送れてたら、って思わないこともないけど、過ぎた事はどうしようもないし…。それに、遊矢が過去の過ちはこれから償っていけばいいって言ってくれたんだ」

『そうだね。これから遊矢君はプロデュエリストとしてたくさんの人達と闘って、そしてエンタメデュエリストとしてたくさんの人達に笑顔を届けていくんだものね。ユーリ君も一緒に色々なことを学んで、成長して……少しずつでも贖罪をしていければ良いね』

「だから、澪織さんも僕達の応援よろしくね」

『もちろんだよ!ああ、でも、これで喋って動くユーリ君が見られなくなっちゃうなんて寂しいなぁ……』

「そう思ってもらえるなら、僕もこの世界に生まれてきた意味があるってものだよ」

『何言ってるの、そんなのあるに決まってるじゃない。……生まれてきてくれて、私と出会ってくれて、本当にありがとう。私は貴方と出会えてとても幸せだったから』

「僕も君と出会えて良かったよ、澪織さん。これからは今までのように会うのは難しくなるかもしれないけど、きっと僕は君の心の中に生き続けてるから…………なんてね。ユーゴが昔そんなこと言ってたっけなぁ。あの時は心の底からバカだと思ったけど」

『あはは、あの時のユーリ君の反応可愛かったよ。あんなに表情豊かなユーリ君は珍しかったし』

「僕男だから可愛いって言われても困るんだけど…………ま、褒め言葉として受け取っとくよ」

『うん、そうしておいて』

「…………そろそろ時間かな。それじゃあ、またね」

『……うん。また、何処かで。……………………ありがとう、元気でね、ユーリ君』

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