清掃員シリーズ
□過去拍手-1
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清掃員夢主『私たちもこれを励みに頑張らないとね〜』
ユーリ「頑張るって?」
『ああ!……じゃなくて、えーっと、明るく楽しいアカデミア生活?』
「明るく楽しいとか笑えるね、アニメ次元のアカデミアがどうなってると思ってるの」
『うっ……だ、だからこそだよ!向こうのアカデミアは結構大変そうだから、私たちは少しでも楽しいことをしていこうってこと!』
「ふーん。まあ、僕も楽しいことは好きだからそれに関しては異論は無いよ」
『そうだよね!よかった…!』
「じゃあ早速楽しいことでもしようか」
『うん。でも、何をするの?』
「脱衣デュエルとかどう?負けた方が1つずつ身に付けているものを外していって、全部無くなったらおしまい」
『こ、こら!何言ってるの!?駄目だよそんなの!!』
「えぇー」
『私がユーリ君に一度も勝ててないの分かってて言ってるでしょ!!』
「もちろん」
『否定も無いの!?……と、とにかく、それは却下だからね』
「どうして?絶対楽しいのに」
『楽しいのはユーリ君だけじゃないの!』
「やってれば君もだんだん楽しくなるかも」
『ならない!!』
「…………はぁ、分かったよ。じゃあそれはまた今度ね」
『今度なんてありません』
「……。じゃあ何なら楽しいの?」
『私?そうだなぁ……2人でベンチにでも座って、一緒に日向ぼっこしながらお昼寝とか」
「えっ…。そんなこと?」
『だって、一緒に居るだけで楽しいもの』
「…………突然そういうこと言うのやめてよ、僕が馬鹿みたいじゃん」
『ユーリ君がおばかさんなのは事実でしょう』
「だいたい、一緒に居るだけで楽しいなら脱いでくれても」
『脱ぎません』
「(まったく、いつもは危機感の欠片も無さそうなのにこういう時は無駄にガードが固いんだから……)」
『(ユーリ君はもう少し遠慮というか恥じらいというものを覚えたらどうなの……)』
「……わかったよ。じゃあ、日向ぼっこでもしに行こうか」
『え、良いの?』
「君がしたいって言ったんでしょ。来ないなら置いてっちゃうよ」
『わわ、待って、ちゃんと行くから!!……ありがとね、ユーリ君』
『ユーリ君、手繋いでもいい?』
「いいよ」
『やったー!ふふ、嬉しいなぁ』
「(…………やっぱりこの人危機感とか全然持ってなさそうなんだけど……)」
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