奔放自在な夢
□1話
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___ガタッ ガタッ
体が揺れていることに気づき目を覚ます
頭をフル回転させ揺れの原因を考える
小さい窓が一つだけ付いた木製の荷台、この揺れ方
どうやら馬車に乗っているみたいだ
乗っているのは私だけではなく他にも若い女性が10人ほどいる…って、あれ?
なぜか皆、後ろ手を縄で縛られている
あ、今気づいたけど私もだ
あれ?私そもそも馬車に乗ってたっけ?
あ、もしかして誘拐的なあれかな?
まさか元盗賊団副頭領の私が誘拐される時がくるなんて…
ではなくて、なんでこんなことになったかだ
「あの、起きました?」
と隣の女性に話しかけられた