黒魔女さんnovel
□再開 最終回
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大形視点
〜城到着〜
うーん、やはり壊れている。
これでは探しにくい。
ビバルディ「おお、アリス!無事であったか!」
アリス「ビバルディこそ!良かったあ。」
さっきまでの悲しさはどこへやら、ピョンピョン飛び跳ねている。
そんな時、忌々しい奴が来た。
あやエコ「元気だねぇ。チョコちゃんは大変なことになっているのに。」
...は?
大形「どういうことだねぇ!」
あやエコ「見てみればわかるよ。」
その後に、黒鳥さんが出てきた。...うん?誰かが走ってきている。
水無月さんだ。
麗成「近づいちゃダメ!記憶が塗り替えられてるから!」
あやエコ「遅いよ。チョコちゃん、大形をやっつけて。」
そう奴が言うと、コントロール魔法にでもかけられたように、黒鳥さんが突進していた。
ぬいぐるみありの僕はどうにもできないし、無くても黒鳥さんを攻撃することなどできない。
目を閉じると、倒れた後、何かが頬に落ちた。
目を開けるとそれは、
_______黒鳥さんが泣いていた。
チョコ「なんでだろうね。こんなにも敵だと、脳はそう言ってるのに、なぜかとどめを刺せないんだ。」
そんな顔をされたら、僕まで泣いてしまうじゃないか。
アルル「それは、チョコの「チョコの心が違うと言ってるからですよ!byりんご」
チョコ「大形くん...私、もうしんどいよ。だから...」
助けて。そう言えたはずの口は僕が封じた。
ねぇ、黒鳥さん。
心の中で助けをわざわざ僕に言うのは、どうしてだい?
ねぇ、僕の口で封じている君の口に聞くよ。
それって、自惚れても...良いってことだよね?
口が離れた瞬間、黒鳥さんは...