黒魔女さんnovel

□美術館を黒魔女さんたちと、オカマと少女で見学
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チョコ視点

現在、思考停止中です。

大形「黒鳥さん、進むしかないんだねぇ。」

チョコ「そう言われても...」

前置きは長いのでまとめると。

1・私たちは無理やり美術館に連れてこられた。

2・停電した。

3・今この状態。

で、私たちがいるのは大きな絵の前。

その中に大形くんは入ろうと言っているのです。

恐怖です。

大形「大丈夫だねぇ。黒魔法は使えるみたいだねぇ。」

そう話している時、誰かが私をキュッと引っ張った。

チョコ「れ、霊!?やっぱり霊はいるの!?」

大形「落ち着いてだねぇ。黒鳥さん。」

???「あの、あなたたちもここに何もわからず来たんですか?」

見た感じ、普通の女の子。赤いスカートをはいていて、茶色い髪。か、可愛い...!

いや、ロリコンじゃないよ?絶対モテる顔でしょこれ。

イブ「私はイブって言うの。小学三年生。」(ごめんなさいイブちゃんの年齢覚えてません。by店長)

チョコ「私は黒鳥千代子です。小学五年生です。」

大形「僕は大形京だねぇ。年齢は黒鳥さんと一緒だねぇ。」

イブ「大形さんはなんでぬいぐるみを付けてるの?」

大形「それについてはまた後で。...だねぇ。」

チョコ「大形くん、ホントに降りるの?」

大形「黒鳥さんは残るのかねぇ?」

チョコ「いいえ、降ります。はい。」

イブ「黒鳥さん、置いてっちゃうよー?」

チョコ「イブちゃん...恐ろしい子...!」

シュウン

そんな音がして、手の上に何か乗っている。

イブ「薔薇...?」

大形「僕は白と黒二つあるねぇ。」

チョコ「私は紫です。」

イブ「私はない...」

大形「...大事に持っておいた方が良い気がするねぇ。」

チョコ「何でですか?」

大形「命と同じような気がするねぇ。」

イブ「そうかぁ...で、どっちに進む?」

大形&チョコ「「右。(だねぇ。)」」

イブ「仲いいね。」

全員「「「・・・」」」

そりゃそうだ。なんせ、

『おいでおいでおいでおいでおいで・・・』

と書いてあるのだから。

チョコ「よし、帰ろう。」

イブ「いや待て待て待て、帰っちゃだめでしょ、帰っちゃ...って、あれ?階段が...」

大形「無くなってるねぇ。」

チョコ「うわああん(泣)」

大形「イブよりも大きい黒鳥さんが怖がってどうするねぇ。」

チョコ「だって、恐怖体験って1巻以来だし...」

大形「ここまで弱くなってるとはおもってなかったねぇ。」

イブ「次に左行きましょう。」

大形&チョコ「「(切り替え早っ)」」

チョコ「一応このノートに記録しておこう...」

大形「心配性だねぇ...」

イブ「ここがおかしいから黒鳥さんもおかしく...と、いうか、いつもより怖がりになってるんじゃない?」

大形「だねぇ。」

チョコ「あれ?開かない。」

イブ「でしょうね。」

大形「だろうねぇ。」

チョコ「なんなんですか、二人して。」

右の壁の文字は華麗にスルーしてと。

イブ「なんか薔薇がある。」

チョコ「それがイブちゃんの薔薇じゃない?」

そう話しながらドアを開けると、笑っているお姉さんの絵と、取ってと言わんばかりの青いカギ。

チョコ「...これって、取った方が良い?」

イブちゃんも、大形くんもこくり、と頷く。

嫌な予感がするんですけど。

取った瞬間、絵が睨んだ。

大形「ドンマイ、だねぇ。」

チョコ「ドンマイどころじゃないよ!」

部屋を出ると...

全員「「「・・・」」」

かえせかえせかえせ...って書いてある。

いくら記憶レス少女の私でも文字が変わったことくらい分かります。

とりあえず、スルー。

大形「この鍵で多分開くねぇ。」

ガチャ

大形くんの予想通り開きました。

なぜこう虫が多いのでしょうか。はい。

アリ「ぼくの絵、持ってきて。」

そういうアリさんに絵を渡したところ、

アリ「やっぱり かっこいい うっとり」

...とりあえずご満足のようです。

アリの絵を橋代わりに使うって...

大形「...黒鳥さん、走る準備しといて。だねぇ。」

チョコ&イブ「「え?」」

大形「イブも、だねぇ。」

は、はぁ...

大形くんがカギをとった瞬間、マ、マネキンが動いた!

運よくアリの絵は破れ、マネキンは来れなくなってる。

イブちゃんがそのカギを使ってドアを開けた。

続く

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