明々煌々

□命のおわり
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惨殺虐殺毒殺暗殺撲殺殴殺圧殺縊殺扼殺刺殺斬殺射殺焼殺屠殺―――


体に降り注いだアンリマユに、イコは為すすべもなく取り込まれた。

そしてそのまま、憎悪と悪徳…おおよそこの世の負であるものが渦巻く中で、ぼんやりとしていた。

呆けた表情の瞳は何を映すでもなく、蠢く汚泥をガラス玉のように反射するだけ。

その指先をピクリとも動かすことなく、泥の動きに身を任せていた。


抵抗がないことをこれ幸いとばかりに、取り込もうとするアンリマユ。


呪われた身体も、縛られた魂も、アンリマユには関係がない。

業など、すべて飲み込み、破壊し、消し去るまでのことである。


しからば、何よりその麗しき肢体を、輝かしき魂を。

犯し、溶かし、一体となろうとしたとき、ふとその動きを止めた。


「…そうか、それも“アリ”だね」


ニタリ、と音がつきそうに唇を歪めた。

イコの身体から、眩い光が迸った。
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