ハイキュー!!
□赤葦刑事、出動。2
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木兎さんは無事に見つかり、しばらく俺の家で世話することにした。
一瞬母さんに怪しい目で見られたけど全然気にしない。
「赤葦ー…」
「なんですか?」
「俺、これからどうしたらいい?」
「そうですね……」
このまま俺の家に住むか、それとも別の方法にするか。
でも別の方法っていっても特に思い当たる節はない。
「…ここに住んだらダメ?」
「今俺も考えてました。別にいいと思いますけど…」
「頑張って説得すれば大丈夫だって!」
「どうやって理由つけるんですか?まさか、
『この人、親に忘れられてて住む場所がないんだ』とでも言うんですか?」
「理由なんてどうでもいいだろ」
「どうでもよくないから聞いてるんです」
とりあえず親に忘れられること自体がおかしな話だ。
それに加えて、音駒などの面識ある人たちにも………
「でもさ、赤葦」
「はい?」
「俺は、赤葦が俺のこと忘れないでいてくれるだけでいい!」
「…なんですかいきなり」
「俺、今色んな人に忘れられてるだろ?でも、そんなのどうってことない」
「俺は、赤葦が居ればそれでいい!!」