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管理人達によるリレー小説(なり茶)掲示板です!
CPは色々節操なく

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02/09(Fri) 13:08
朱音

それからもお客さんはひっきりなしに来ては、パンを買っていった。ピークはお昼頃で店内は息を付くのも大変なほど忙しかった。

「サボ、大丈夫か?」
「あ、あぁなんとかな…」

余りの忙しさで目が回りそうだったが、サボはエースに支えられ何とか休憩まで頑張れた。

「エース、サボ!昼飯入っていいよい、まかないのパン欲しかったら貰って行くよい」
「サンキュー!マルコ!」
「ありがとう、ございます」

そう言って2人はまかないのと言うか新作パンの味見みたいな感じでパンを受け取って、更衣室に行った。

「……うま、しっとり焼けてるから口もそんなに乾かねぇ」
「こっちも美味い…」

しかしサボにとってはパンは食べても食べなくても大した栄養にはならないためエースに渡した。

「いいのか?」
「良いぜ、その代わり……血くれ」
「えー…来てからあげたばっかだろ〜」
「エースの血は美味いからすぐ渇く」
「ちょっとだけだぞ?」

そう言うとエースは制服のボタンを外して首筋を露わにする。

「じゃいただきます」
「早くしろ恥ずかしいンだから///」

ジュク……と、噛みついてエースの隣でサボが血を吸って喉をゴクゴクと鳴らしている。

「く、はっ…ちょ、もぅ良いだろ///」
「もぅひょっひょ」

ごくごく……

「いい加減にしろ!」

ゴッ!

「〜〜つぅ〜」

本日2発目も痛かった。そぅこうしている間に昼休みは終わってしまい2人は更衣室を後にした。

「どうだったよい、俺の新作のパンは?」

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02/18(Sun) 11:44
続)
妹八

2人が休憩している間、代わりに店に立っていたマルコが振り向いた。
「ああ、美味かったぜ!」
満面の笑顔で親指を立ててマルコに突き出すエース。
後ろから一歩遅れて出てきたサボも軽く頭を下げた。
「美味しかったです、ありがとう」
「そりゃよかったよい」
2人の返事を聞いたマルコがぽんとサボの肩を叩く。
エースはとうにカウンターを通り過ぎて店内へ進んでいたが、横目でマルコたちのやりとりを見ていて少し微笑んだ。
「んじゃ、それで、午後もしっかり働いてくれよい!」
「「おーす」」
一息で返事をしてサボもカウンターをするりと抜けた。

午後はゆるやかに過ぎていった。
やっかいなお客さんがまったく来なかった…というワケでもなかったけど、それでもゆるやかに過ぎていった。
日がオレンジ色に染まり始めた頃、厨房からマルコが顔を出した。
「2人とも、そろそろ片付けて上がってくれよい!」
「おー」
「サボ、表の看板引っ込めてきてくれ。俺、こっちやるからさ」
「わかった」
外に出ると涼やかな風がサボの頬を撫でた。
「…なんか久々に外出た気がすんな…」
風に身震いしてふと後ろの店内を見ると、マルコとエースがなにやら話しながら片付けている様子が見えた。
「…」
俺がここへ来る前はいつもこうして2人が店の中心だったのかな…
なんて見とれていると、店内のエースが視線に気づいて腕を振って手招きした。
「!」
「サボー!早く戻ってこいよ!」
看板をたたんで店内に戻ると、エースがビニールの袋を掲げて寄ってきた。
「マルコにまかないもらったから、夕飯のおかず!」
「まじか…」
嬉々として伝えてくるエースについ本音が漏れた。
「文句あるのかよい?」
しかもマルコに丸聞こえだったようだ。
「いえっ!!滅相もございません!!ありがとうございます!!」
それはそれは綺麗な敬礼でお礼をいうサボだった。
「あと、残ったパンを袋詰めすれば上がれるからさ、さくっとやろうぜ!」
「おう」
それからマルコも含めて3人で片付け作業を並行してやると、思っていたより早く撤収できそうだ。
「じゃ帰るな!マルコ、おつかれさん!」
「おつかれさんだよい」
「おつかれっす」
店を後にして、家に帰りつく頃には日はすっかり暮れていた。

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03/07(Wed) 22:59
朱音

家に着いて電気を点ける。明るさに慣れない目は何度も瞬きしてしまう。

「はー疲れた、サボシャワー浴びようぜ?」
「あぁ、そうだな、」

エースが汚した服を捨てる。まぁ今日は朝から車に轢かれたりなんやりで服が血塗れなのである。
それを着て帰るわけにいかず、パン屋の制服のままこっそり出て来た。

「制服はシワ付かねぇ様にしないとな」

丁寧にたたみ。

「サボ、一緒に入るか?」

そう、サボに悪戯っぽく笑うエース。

「襲って良いなら入ろうぜ…」
「お、俺1人で入ってくるわ!」

パパッと自分の着替えを持つと風呂場に走るエースだった。

「可愛いヤツ」

それを見ていたサボは思わずクスリと笑ってしまった。暫くするとシャー…というシャワーの音が聞こえてきた。

「今夜は寝かせないぞ、エース…」

そう頑なに決心するサボ。幸い明日のバイトは午後からだ。思わずにやけてしまう。

暫くして……

「サボ〜あがったぜ〜…シャワー行って来いよ!」
「あぁ、エース先に夕食食べててくれ」
「良いけど……なんでだ?サボは食わないのか?」
「俺はお前を食うから、ちゃんと食ってるんだぞ?」

指を差してサボも着替えを持ち風呂場へ向かった

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03/29(Thu) 11:23
続)
妹八

「な、なんだよ、急に…」
サボが風呂場へ行って少し静かになった居間で、エースはぽつりと呟いた。
1人になるとサボの気合いの入り方に妙に恥ずかしくなる。
「ぶっ…ばっかだな…」
そんな気恥ずかしさをごまかすようにエースに笑いがこぼれた。
もらったパンを広げて1人でテーブルを囲む。
でもマルコにもらったパンの感想は明日は返せそうもないなと心底思うエースだった。

「〜♪」
一方、1人ウキウキで入浴中のサボ。
「〜♪んっ、フフ…」
妄想で怪しげな笑みがこぼれるサボだった。

エースが最後のパンの一切れを口にした時、サボが風呂場から戻ってきた。
「あー、サッパリしたぁ」
「!」
サボがいると分かっていたのに、エースの心臓が跳ね上がる。
そんなエースの心情を知ってか知らずか、サボはずかすがと隣に座った。
「え、エース、あの量のパン、1人で食ったのか?」
「…んぐ、お、おう。いいだろ別に。お前、食ってもしょうがないんだろ?」
風呂上がりの温かいサボの体温を隣に感じて、口に含んでいた一切れを上手いこと飲み込めなくなる。
だが、エースは意地でも平静を装って答えた。
「ま、そうだけどなぁ…。男2人分の量だったろ」
「あれぐらい余裕だって!」
「エース、」
いつものノリより少し火がついた口調でサボの方を向いた。
しかしそこを狙ってました、と言わんばかりのサボ。
「っ」
あっさり口づけられて固まるエース。
「俺にも夕飯、くれ」
「…………、お、おう…」
俯き気味に小さく同意すると、右肩にチクリとサボの牙が刺さるのを感じ取った。

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04/19(Thu) 23:02
朱音

ゴクゴク……

サボがエースの血を飲むたび喉仏が動く。エースはサボがどんどん体重を掛けてくるから倒れそうになり、思わず声を上げる

「サボ…ちょ、重い!」
「………」

耐えきれずエースはパタンと倒れてしまう。サボは倒れた拍子に噛みついていたのが外れてちょうどエースを押し倒した状態になる。

「エース…」
「何だよ…飲み過ぎだろ!」
「悪ぃ…美味すぎた」
「……ったく、良いからどけそこ、重いだろ」
「〜〜〜っあ゛ー!!」

急にサボが声を荒らげるモノだからエースは目を丸くする。

「エースぅ」

荒らげたと思うと急にエースに甘えるような声を出す。エースはサボのよく解らない状態に思考が付いて来ない。

「な、なんだよ」

ここは少し自分が落ち着いていないとダメだ!と、思い頭で自分に言い聞かせあえてゆっくり訊き返す。

「Hしたい」
「///はぁ!?」

思わぬセリフに動揺してしまう。

「よし!エース!Hしよう」
「ま、待て待て!サボ!俺は男だぞ!」
「でも、俺と契約したぞ?」
「あれは〜………俺もサボの事好きだけど……Hするほどじゃ」
「相思相愛なら良いだろ」

めっちゃ笑顔だ。するとサボはエースをお姫様抱っこしてベッドに連れてく。

「優しくしてやるから」

そう言ってエースをベッドに下ろした

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