血液型男子

□2話目
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「それで話があるから呼んだんでしょ?悠弥?」
「はい!生4つ」

と、女将さんが生ビールを持って来る。

「…んぐ…んぐ…っぱー!?そうなんだよね!」

軽くジョッキを合わせて乾杯して悠弥が本題に入る

「俺、実は最近バイト先辞めたんだ」
「うん…それで?」
「家賃…滞納はしてないけど…実はしんどくてさ」

その相談だったようだ…

「悠弥、働けば良いじゃん」
「恵比須〜…今、俺ナイーブなんだからもっと優しい言葉かけてよ〜」
「確か悠弥ヘルパーの資格あったじゃん!」
「瑛太〜…ヘルパーって大変なんだぞ!!遊ぶ時間ないし!」
「「働けよ!」」
「スミマセン…なぁ…皇子はどう思う?」

と、悠弥が話を聞きながら焼き鳥食べてる皇子に話を振る

「悠弥…そんなに生活しんどいなら家に越して来れば?」

そう言えば4人の中で唯一の一戸建てに住んでいるのは皇子だけだ。

「!」
「!!」
「皇子!良いのか!!」

向かいの席に座っている皇子の所に駆け寄り…肩を揺らす。

「い、良いけど?部屋余ってるし…」
「マジで!!ヤッター!?さすが皇子!」
「ちょっと待って…悠弥、皇子」
「どうした?瑛太?」
「2人暮らしを俺達が許すと思うの?」

と、瑛太と恵比須が悠弥を睨み付ける…。

「良いじゃん、皇子が良いって言ってるんだから」
「あのなぁ幾ら親友でも許される事と許されないことがあるでしょ?」
「そうだよ!悠弥なんか皇子と2人にしたら皇子の童貞が…」
「ちょ、恵比須なに言ってんの!?」

と、流石に悠弥が止める

「なんなら…瑛太と恵比須も家に越して来れば?」

と、皇子が言う…

「「え?」」
「だって俺んちって瑛太の塾と恵比須の教室の間くらいにあるじゃん?俺んちから通えば?」

と、言うもんだから…

「そうしよう!!」

と、悠弥

「瑛太は?」
「俺は構わないけど」
「恵比須は?」
「俺も別に良いけど」
「じゃ決まり♪」

と、あっという間に決まってしまった。


さてこれからどうなる?



ちなみに本日の飲み代は遅刻した金なしの悠弥が出したとか…



つづく
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