血液型男子

□5話目
1ページ/3ページ

瑛太、悠弥、恵比須が皇子の家に越してきてから1ヶ月が過ぎたある日

「ただいまぁ〜」

悠弥は4人の行き付けの居酒屋でバイトさせてもらうことになって…何とか先月は電気代を払うことが出来た…

「皇子お帰り〜」
「あれ?悠弥今日は休みだっけ?」
「うん!瑛太も恵比須も今日は早く上がって来れたから…皆で近くの温泉に行かないか?って、話し合ってた」

確か今月は悠弥が水道代払う月だ…みんなはあからさまな悠弥の言動にピンとは来ていたが…。

「良いよ!瑛太も恵比須も良いなら、俺もいくよ」

滅多に見れない皇子の裸姿にみんな反応する。

「仕方ないなぁ…皇子が行くなら、俺もいくよ…」

少し照れを隠しながら眼鏡をクイッと上げる瑛太。

「そうだな…皇子がいないと花がないからな…」

と、恵比須。

「花って、恵比須…俺女の子じゃないんだから…」
「俺はその辺に居る女子よりは皇子の方が花だと思うぞ…」
「皇子!恵比須!さっさと準備しろ〜」

と、瑛太と悠弥はさっさと支度をして玄関の所にいて靴を履いていた。

「悠弥、瑛太〜待ってくれよ〜」
「悠弥、張り切りすぎじゃね?まさか皇子の裸が見られるから嬉しいの?」

と、恵比須。悠弥は図星のようで

「ま、まぁそんな感じ!皇子の筋肉見たいから!」

なんか上手く誤魔化せてないが…一応そうゆうことにしといて…4人は家を後にした。

「久しぶりだよな〜この温泉いくの」
「4人で最後に来たのは高校の卒業後に1回来たからな…」
「悠弥が石鹸踏んで転んだんだよな?」
「なんだよ…恵比須なんか逆上せてぶっ倒れたくせに」
「恵比須、大丈夫か?あんまり長湯したくないなら先に上がっても良いんだからな?」
「皇子、大丈夫だよ…俺剣道やって鍛えたから…」

心配する皇子。

「皇子も自分の心配しなきゃダメだからな?」

と、瑛太。珍しく瑛太が言う…余程心配なのだろう…

「着いた〜俺ここの回数券あるから!?」

と、4枚回数券を出す悠弥。







次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ