血液型男子
□4話目
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瑛太、悠弥、恵比須が皇子の家に越して来た。
「やっと…みんな引っ越し終わったな」
「みんなよろしくな」
と、皇子が笑う…。今日は準夜が明けて休みだったから…夜中に帰ってきて…ベッドに直行したのだ。
「あ…俺は2階の東側の部屋だから…みんなは2階の部屋2部屋と1階の部屋好きに使って良いから…」
朝にまだ誰がどこの部屋を使うか決めてないけど皇子は好きに使って良いと言う。
「解った…ありがとな、皇子何から何まで…」
「気にするなよ!!俺ら親友だろ?」
「ところで、今月から俺達、居候するから光熱費とかローテーションで払わないか?って、話を恵比須としてたんだけど」
「え?そうなの?」
悠弥が朝ごはんを食べながら驚いた顔をする。
「当たり前だろ?せめて電気代、水道代、ガス代くらいはローテーションしなきゃ!」
「ぅむむ…確かに…」
「悠弥は仕事見付けてからで良いからな?」
「ありがと!皇子…」
うるうるしている悠弥。
「皇子って、悠弥に甘過ぎ!!」
と、恵比須。
「だって…悠弥稼ぎがないし」
「悠弥は今月から働くとして…」
「え、瑛太…この就職難にそんな拷問みたいな…」
「じゃ…悠弥今月電気代な」
と、恵比須が紙に書いている。
「早速!?そんなに払うやつ?」
「今はみんな高いよ」
「せめてガス代くらいに…」
「もぅ決定したから」
と、紙を見せる。それは順番を書いた紙だった。
「の゛ーーっ!!」
「悠弥、電気代だけで良いんだよ?」
「悠弥払えないなら出ていって」
「えっ…恵比須にそんな権利ないだろ!!」
「ないけど…人として当たり前のことでしょ?」
ただでさえ…悠弥は皇子に面倒見てもらっているんだから
と、付け足す恵比須。確かに悠弥は何かと皇子に甘えてばかりだ。
「ぅぐぐ…わーったよ!!働くよ!?」
「今度はちゃんとした所に就職するんだよ?悠弥」
「へいへい…皇子ぃ〜」
「偉いな…悠弥、悪いなみんな…色々迷惑かけて…」
と、謝る皇子…
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