薄桜鬼〜中編&短編〜
□託す 上
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※原千前提です
※捏造、多々あり
「平助君…桜ちゃん…私達は元気だよ、子供達もね。あ!二人ともちゃんと向こうで会えた?それから……「「千鶴さん!!」」
「おかーさま!!」
貴方達は幸せでしたか…?
託す
私と左之助さんが暮らしてる場所と平助君と桜ちゃんは結構近くに住んでいてよく遊びに来ていた。
それが何年か続いて、桜ちゃんと平助君の間に子供ができ、その2週間後に私達も子供が出来た。だから、桜ちゃんと平助君は私達が住んでる所に予定日の1週間から来る予定だった。
その日は雨が降りそうな天気で、どんよりしていた。早めに出るという手紙を貰って外で待っていたら、ついに雨が降り出した。
左之助さんが傘を持ってきて二人で待っていたら、ずぶ濡れで傷だらけになってる平助君が桜ちゃんをお姫様抱っこしながら走ってきた。
「平助君!?桜ちゃん!?どうしたの!?」
「うっ……うぅ…。」
「子供が、産まれそうなんだ!早く医者を呼んでくれ!!」
「分かった、俺が呼んでくるから。その間に千鶴は平助君の怪我の治療と桜を見ててくれ。」
そう言って、走って行った左之助さんに「はい!」と、私は返事をしながら、急いで平助君達を奥の部屋に案内した。