song 短編
□二人だけ
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「…あっ、翔…っ」
「アリス…くっ!」
部屋に広がる二人の荒い息づかい。
腕を伸ばして、私の上で腰を振る翔の顔を両手で包み込む。
「アリス…」
翔の顔を撫でる私の左手を翔の右手が捕まえると、愛おしいそうに私の左手を舐め回した。
そんな翔の行動にもドキドキが止まらない。
「翔…っ…好き」
「俺もだよ…」
そう言いながらキスをしてくる翔。
翔の舌が私の口のなかで暴れるのを感じる。
「んっ…はぁ…」
唇が離れると透明な糸引いた。
「あっアリスイクっ!」
快感で顔を歪める翔。
私だけが知ってる顔…。
翔が身体全体で私を感じてくれてるのが堪らなく嬉しくて、愛おしい。
「翔…私もイキそう…っあっ!」
「んっ、アリス一緒に…ッ」
離れないように自分の手と翔の手を絡ませる。
この瞬間だけが翔を独り占め出来ているような気がして幸せ。
このまま時間が止まればいいのに…。
sweetsweetsweet
(重ね合う手と手ほどかないで触れる胸と胸離さないで)
(時を止めてこのまま終わらない二人だけのsweetdream)