長め

□現人様の言う通り!
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丑三つ時



それは人ならざるモノが動き出す時間。寝静まった街では影も光も木も水も動き出すと言われる時間。


「────こちら洸紗。現着した。」
『了解しました。宜しくお願い致します。』
「任せとけ。」

電波塔の上。地上何百メートルとも言えない場所に立つのは金髪の少女。
白と赤の巫女装束に似た着物に身を包み、右手には暖かな炎を纏う野太刀を携えて空を睨んでいる。




「さぁ、始めようぜ。」







これから始まりますのは何とも奇怪な物語。
少女と悪魔の物語。

さぁ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい!







世界は、貴方の知らないモノで溢れてる。
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