夏の記憶

□#4
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〜柊亜〜

暗い暗い世界の中でアヤノが寝ついた頃







私は一人の少女がいなくなった"現実"がどう変わったかを見ることにした







自分を偽って生きている少年は_何故止められなかったのか_と自分を攻め




自分の存在を消したがる少女と人の心に怯えて生きている少年は泣き叫び




この世界をつまらないと思っている少年は…




少女の心に気づいてあげられなかった自分を憎み少女のタヒを嘆いた









ほら…ね?




君が死んでしまったことで幸せじゃなくなっちやう人だっているでしょう?







そう考えてからある少年を見て"あの日"から初めて"これ"を見た時のことをふと思い出した








あぁ…たしか君は







"あの時"もこんな風に泣いてくれたっけ…








覚えていてくれるかな…?









"あの時"消えてしまった"私の存在"を




こんな時はいつも心が凍ってしまったように冷たくなる



私はそんな感情を振り払いそっとテレビの電源を切った






"あの時"の"感情""記憶""君への思い"を誰にも触れさせないように





_そっと鍵をかけるように
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