Story

□リクエスト作品U
1ページ/1ページ


ある日の楽屋にて

アキラ類先生


《いっ……!》

〈うお!ごめん!!痛かった?悪ぃ!〉

《ううん大丈夫大丈夫!ありがとございます》

〈うーし!おっけ、貼れた〉

《すみませんアキラ先輩
 大事な絆創膏分けてもらっちゃって》

〈こないだその大事な絆創膏をイタズラで
 無駄遣いしまくったの誰だよwww
 気にすんな別にいっぱいあるし〉

《ふふふ、そういえばそうだねごめんねww》

がちゃり

〈おはよ。相変わらず類早いな〜
 おっ、めずらしくアキラも早いじゃん!〉

〈はよーございまーす!
 そうなんすよ俺今日は一番乗り!〉

アキラどや顔

《おはようございますっ
 僕が着いたらもう着替えも終わってて
 びっくりしちゃいましたよ〜》

〈えっ、そうなの!〉

〈まあ入り時間の8時を18時だって
 思い込んでただけなんすけどねっww〉

〈……そんなことだろうと思ったけどww
 2時間も早く来たんじゃそりゃ一番乗りだな〉

《連絡してくれたらもっと早く来たのになぁ
 つまんなかったでしょ?1人でいるの》

〈まぁつまんなかったけど…
 でもなんだかんだ類も1時間以上早く来たじゃん
 お前いっつも早すぎだよもっと寝ろって〉

《寝ろって言っても夕方だよ?
 それにちゃんと寝てるって〜
 アキラ先輩と違って二度寝しないってだけで》

〈昼寝だよ昼寝!寝る子は育つの!
 遅くまで本読んだりしてるくせに
 早起きとかするから背伸びねぇんだよ〜〉

《アキラ先輩だって別にそんなおっきくないじゃん!》

〈お前よりは全然でけーもんね〜〉

〈ねぇ前から気になってたんだけど
 類は背低いのがやなの?高いのがやなの?〉

〈あ〜確かに、前類は自分が女の子なのに
 背が高いってこと気にしてるんじゃないか
 みたいなこと、泉が言ってたな〉

〈うん。でも背伸びたねって言うと喜ぶでしょ?〉

〈ほんとだほんとだ、どっちなの?〉

《ん〜そう聞かれるとなんか困っちゃうんだけど…
 メイトちゃんとかにかっこいいって
 言われるとすごい嬉しいし、もっと
 背高い方が色んな衣装も着こなせるから
 基本的には背のたかーいかっこいい人に憧れる》

〈基本的には?〉

《……そう。まぁ今更女の子の格好することも
 あんまりないんですけど…もしすっごい
 可愛い服を見つけたとして、着たいなって
 思ってもこの背があると色々難しくて。
 だからふと女の子として考えると
 ちょっと複雑だったりするかなぁ》

〈ほぉー、そうゆうことか〉

〈なるほどね〜先生知らなかったよ〉

《別にそんな深刻な悩みでもないし
 話してなかったですね〜》

〈深刻なことほど誰にも
 話さねーくせによく言うよ〉

《そんなことないもん》

〈まぁまぁ、というかこれ
 気になってたんだけどどしたの?〉

先生が類の短い横髪を耳にかける

《あぁこれ、どうですか?
 アキラ先輩に貼ってもらったんです〜
 おそろいっ》

嬉しそうな類

〈え…〉

〈え!先生なんでそんな顔で見るの!?
 違うよ!これでおそろいだな〜とかって
 貼ったんじゃないからね!?
 類お前説明不足だよ!〉

〈ん?ここ来るとき怪我しちゃって、
 それでさっきアキラ先輩が貼ってくれたんです〉

〈あぁなんだ、そうゆうことね
 てっきりアキラが、俺とペアルックしよぉぜ〜
 つって貼ったのかと〉

〈きもちわる!何その言い方!俺!?
 ぜんっぜん似てないっすよwww〉

《ふふwww》

〈にしてもなんか似合うね類、絆創膏〉

〈そうっすよね!結構いい感じだよ〉

《ほんとっ?じゃあ絆創膏ビームもらってい?》

〈だめだめだめっ!それは駄目だよ!ww〉

《えーだめかぁ…残念ww》

にこにこ楽しそうなアキラと類

〈類。〉

《?はい》

〈俺達とおんなじだけ毎日すっごい踊って
 トレーニングして、きっと普通の女の子
 よりたくさん筋肉もついちゃうし
 大変なこといっぱいあると思うけど〉

《…うん》

〈でも、そんだけ髪が短くても
 すっごい汗だくで踊ってても
 そんなとこに絆創膏つけてても
 こーんなに可愛い女の子は、
 先生他に見たことないよ〉

《……!!》

〈…ちょ、え、やだ恥ずかしいっ
 なんか俺まで照れちゃうんですけど!〉

〈アキラ耳赤いよww〉

〈だってなんか恥ずかしくなっちゃってww
 いやぁ先生やっぱかっこいいっす!
 な!類!……え、類?〉

両手で顔を隠して動かない類

〈ちょっとぉ!先生!
 類が固まっちゃったじゃん!
 もうすぐ打ち合わせ始まっちゃうよ!
 わーどうするんすかぁ!〉

〈ふふふ、ごめんごめん類〉

《…うぅ……》

〈クリティカルヒットじゃん類〜!
 おーい!しっかりしろぉー!〉

このあと何とか類を復活させるため
アキラが必死に1発ギャグしまくったとか何とか。


《なにそれ全然おもしろくない。》

〈ああぁ〜類〜やっと戻ってきた!
 ってお前なぁ!人がせっかく《ごめんごめん嘘だよありがとっww》

〈ちょ、おま、絶対思ってねーだろ
 なんで半笑いなんだよこらぁ!〉

〈もーほんっと仲良いんだから
 ほらほら、もう打ち合わせ始まるよ〉

〈《元はと言えば先生のせいでしょ〜!!》〉


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ