Story

□どうしても
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ニコニコ超会議楽屋にて
※タツキ目線


〈だめ!〉

《なんでー》

〈なんでも何もだめなもんはだめ!〉

《…アキラ先輩のケチ》

〈おまっ!俺は心配して言ってんだろ!〉

《じゃあこの格好のままで行く》

〈ばか!周りにメイトちゃんいたらどうすんだよ!〉

《バレないもん!》

〈まあまあ…類、アキラも別に
 意地悪で言ってるわけじゃないだろ?〉

さっきから何分も同じやりとりを
繰り返してるるーくんとアキラっちょ

普段のるーくんは全然こんな駄々っ子
じゃないんだけど、今日はとっても真剣

ゲームブースに好きなゲームの
コーナーがあるとかで
どうしても行きたい!って

るーくんは聞き分けが良すぎる
とこがあるから、たまには子供みたいな
るーくんも可愛いよね!

《でもね先生!女の子ひとりで
 来てる人なんていっぱいいるよ?
 全然危なくないよ!》

〈た、たしかに!〉

〈それでもさすがに類一人は先生も心配だ〉

〈な?諦めろ類
 今度また新しいの出るんだろ?
 それ買ってやるから、な?〉

すかさずるーくんの意見に同意してみたけど
確かに先生とアキラっちょの言うことも分かるから
結局はるーくんを助けてあげられない僕

アキラっちょはるーくんのいつもやってる
ゲームの新作でなんとか
話をまとめようとしてるけど…

《〜〜〜!………そうせんぱい…》

まさに捨てられた子犬の目 ……!!
でもさすがに奏くんはちょっと…

〈……いいんじゃないですか?別に〉

〈はぁ?!なに言ってんだよ
 泉は類に甘すぎんの!〉

〈いつも甘やかしまくってるアキラには
 言われたくないですが…
 だから、俺がついていきます〉

〈〈〈…………え!?〉〉〉

〈2人が心配する気持ちも分かります
 だったら保護者がいれば問題ないでしょう〉

《そ、それは、ダメです!》

〈……は?なんで《だって奏先輩に着いてきてもらったら目立ってしょうがないじゃないですか》

〈ぷっ……ふふふ……ふっ
 泉…ふふっ…断られてやんのwww〉

あーあーあー!
アキラっちょまた奏くん怒らすことして〜
めっちゃ睨んでるよぉ〜……

よし!ここは僕が!

〈じ、じゃあるーくん!僕と一緒にい《たつき先輩もだめ!可愛すぎて目立っちゃう》

そ、そんなぁ…

《うぃとみたいに普通の人じゃないと
 女の子に囲まれちゃって集中できません!》

〈……んんぅ、…どうしたの?〉

ソファでお昼寝してたウィトっち起床

《うぃと!起きた!おはよ!
 ゲームブース行こう!!》

〈ん?え、類と?…行く行く!!〉

満面の笑みでアキラっちょを見るるーくん

〈まあ、パクが一緒なら……〉

《ぃやったーー!うぃと〜〜》

〈まぁパクは普通の!人ですからね〉

拗ねてる…奏くんが拗ねてる…!

〈ん?それどういう意味ですか?奏先輩〜〉

〈別に〉

〈……くくくっ…〉

〈……アキラ〉

《よしうぃと!行こ!早くいこ!》

〈え、もう?もう行くの!?
 ちょっと待ってさすがに着替えないとっ〉

はぁ〜…僕じゃだめって言われたのは
ショックだったけど、るーくんの
機嫌もなおって楽しそうだし良かった!

……でもやっぱりショックだから
あとでウィトっちに、るーくんは
一緒にいても目立たないから
ウィトっちがいいって言ったんだよ!

って話しちゃおうかなぁ〜


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