Story

□天然のべた褒め
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コスメンにて

アキラ類うぃと

〈はーい!じゃお知らせ以上でーす!
 さ!残り時間なにすっかねー〉

〈何しましょうか!
 あ、じゃあじゃあー僕の《これまでの動画で特にお気に入りのやつの話とか!》

〈よっしゃ、じゃあそうしよ!〉

〈ちょっと類なんでかぶせるの!〉

《んー僕はーそうだなぁー》

〈ねぇ類聞い〈俺やっぱさ、ヤキモチ好きなんだよね〜〉

《あー!あれいいですよねっ
 僕も大好きですよ〜!
 いっぱい見たから実はあれ
 フリ全部頭入っちゃって》

〈え!そうなの!はいはーい
 じゃ今度それ見せてもらいまーす〉

《あ〜言わなきゃ良かったかなw》

〈……〉

《……》

端でいじけた様子で小さくなっている
パクを横目で見る類

《あ、でも、僕やっぱりあれも
 好きなんですよね!脳漿炸裂ガール!》

〈(ピクッ!!)〉

あきらかに反応するパク

《うぃとはさ、あんな激しいダンスでも
 らしさをちゃんと出してるでしょ?
 ほんとなんか尊敬しちゃって。
 まあむしろあの激しいダンスだからこそ
 うぃとのかっこよさが最大限に
 出てるとも言えると思うんだけど、
 とにかくあのうぃと僕すっごい好きで
 うぃとのパワフルなダンスって
 見てるとほんとにこっちまで
 元気もら…
〈わかったわかったわかった!!〉

《なに?どうしたの》

〈wwwwww〉

〈な、なんか類がめっちゃ褒めるから
 恥ずかしくなってきちゃった……〉

《別に褒めるって言うかただすごいなーって
 だっていつも一緒にしょうもないことで
 遊んでたりしても練習始まるとうぃとって
 ほんと真面目だし、真剣に踊ってる姿
 ってやっぱりかっこ…
〈あーあーあー!わぁかったってば!!!〉

赤い顔で類の口を慌ててふさぐパク

《むぐ、むぐ……》

〈良かったじゃんパク〜〜ww
 べた褒めだよ?
 類がパクのことこんっな
 褒めるなんてそうないよ?ww〉

〈もぉぉ!ちょっと!
 笑わないでくださいアキラ先輩!!〉

〈でもあれだね、パクちんは
 ちょっと褒めると調子乗るけど
 とことん褒めるとガチ照れすんだねwww
 いやー勉強なるなーさすが類!〉

《うぃとのことはもう何でも
 知ってますから!!》

口をふさいでいたパクの手をどけて
どやぁーな顔の類

〈え!じゃあ類わざと褒めたの!?〉

《え、何が?ほんとのこと言っただけだよ》

きょとん。

〈……あ、あぁ、ありがと……〉

《んふふ……うん!》

〈ほんと仲良いなお前らww〉


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