Dream

□ 野生児少女
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翌日、武器が手のひらサイズの何かになったときは唖然としたが、小鳥たちが教えてくれた


『ボーダーの人たちね、それを持って トリガーオン! って言ってたよ!』

「へー、、トリガー、オン」


唱えると確かに武器が現れた
あとは弾をどうするか

形だけ構える
見据える先はただの木の枝

トリガーを引く

ーーバンッ!


発砲音が響き、動物達も隠れてしまった


「へ、うてた?」

『撃ててたよ藍歌!すごい!』



その後集めたゴミを並べて試し撃ちもする
眼と距離感覚の良い藍歌は一つも外さず撃ち落とした


これならネイバーをやれるだろう、そう思って聞きなれた警報に釣られ、町へと降りた
















見えた、あの時と同じ、建物並みの大きなネイバー

しかしすでにボーダーが戦っている


、弱点があるなら知っておきたい、その意思で近くの家に潜り込んだ

憎いネイバーが近くにいる、という興奮を抑えつけ、
数日間かけて複数の種類のネイバーと彼らの武器を観察し、特徴を学んだ












そして私は、新たな武器を手に入れるため

近くに駐在していたボーダー隊員を襲った




















>>ボーダー基地Side


目の下に隈を作った男は憤慨していた


「どーなっておる!今月に入って3件目だぞ!」

「誰も犯人を見ていませんし、やはり人型ネイバーの仕業では、、」

「狙われているのはあくまでトリガーのみ。ベイルアウトがあったとはいえ全員記憶がないのは気絶させられたからだろう」


そう何度も気絶させて誘拐しようとはしないだろう、という意見だ



中央奥に座る、顔に傷のある男は
何も喋らなかった。

その横の青年もまた、眉を顰め、
なにも言わなかった



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