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□僕を見つめてよ
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「ねぇ、 ギョンス〜」

「…なに?」

「ジョンイナってさ 好きな人いるのかな?」

「…は?」

幼なじみの名無しと
部屋で寛いでいたら
いきなりジョンイナの名前が出て
耳を疑った

ジョンイナに好きな人?
そりゃ、いますよ
俺の横にいる人だけどね
でも、言わない
俺も君が好きだから…

「さぁ〜 ね、なに、
ジョンイナが気になるの?」

なに自分から聞いてるんだ
これでもし"そうだよ"なんて
言われたら俺はおしまいだ

「え? 違うよ
友達がジョンイナが好きなんだって〜」

「…良かった」

「え? 何か言った?」

「…え、何も言ってない」

危ない、つい言葉に出ていた
でも、違った、良かった
俺が安心して胸を撫で下ろすと
横にいる君がクスクスと笑っていた

「なにが面白いの?」

「ギョンス、あたしがジョンイナの事を
好きだと思ったでしょ?」

「え、なんで?」

「さっき 良かったって…//」

「聞いてたんじゃん…」

「えへっ」

えへって、、もう…

「あのさ、」

「うん」

「俺をこれからも見て?」

「…うん//」

そう言って君は照れた笑顔を見せた
それは 良いって事だよね?

「好きだよ」

「うん、あたしも…//」

やっと言えた
やっと君の気持ちを知れた

僕もずっと君を見つめてる

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