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□幸せな夢
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『あのさ、ジュンミョン』

「ん? どうした?具合でも悪い?」

『違う…』

「一体どうした? 元気ないよ?」

『…話があるの』

「話って?」

深刻な顔をして名無しが
俺に声をかけてきた
しかも、話があるってなんだろう?
おっぱ久しぶりにドキドキ…

「ゆっくり話な?」

『うん、あのね…


あたしジュンミョンが好き』

「………え?」

『あたし本気だから』

名無しの目を見ると
それはそれは可愛い…じゃなくて
真剣で嘘をついてるようには見えない

え?でも、えぇぇ!?
す、好きって!!!!

いや、まさかこんな展開になるなんて
想像してなかったし想定外!

「あ、名無し?」

『なに?』

「好きってどういう意味かな?」

『ジュンミョンが好き
ドキドキするの…』

「…ドキドキするって」

あぁーーやばい!!
今の名無しめっちゃ可愛い
抱き締めたい!!
そりゃ、僕も好きだけど
メンバーだと思ってたし
ど、どうしよ…!?

『…もういい』

「あ、ちょっと待って!!」

僕が1人でブツブツ言ってたら
部屋から出ようとする名無しを咄嗟に止めた


「待って…考える、名無しの気持ち」

『ジュンミョン…』

僕を見つめる名無しは
僕より背が低いから必然的に顔を上げると上目使いになる

「…っ」

『…?』

「僕は…」



「おーい!! ヒョン朝ですよー」

「…ん」

「…あ、やっと起きた」

「…あれ? ギョンス? 名無しは?」

「…え? ##NAME##ヌナは中国でしょ」

「あー…そうだっけ?」

「ヒョンおかしいですよ?」
ふふっと笑うギョンスは
ご飯出来てるからリビングに来てくださいね、と言って部屋を出た


「……」

一体なんだったんだ
ギョンスが話す通りMは今は中国
名無しももちろん中国にいる

「夢か…クスッ」

「…うわ、…チャニョラー!!」

いつの間に部屋にいたのか
ベクがチャニョルの名を呼びながら
部屋を飛び出した


ったく、失礼だな(笑)
ま、幸せな夢だったなー
早く韓国に帰ってこいよ〜
僕らのテヤン
 

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