short

□anniversary
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今日は仕事は休み

そして愛しの彼女名無しと出会って300日!!

ちゃんとお祝いする為に準備したモノがある

いつ渡そうか迷いつつ
新聞を手にしていたら読みハマってしまった

すると、ガチャとドアが開いて
名無しが入ってきた

名無しは僕に
今日は何の日か覚えてる〜? と
可愛い笑顔で僕に聞いてきた

僕はもちろん知ってるけど
少し意地悪したくて誤魔化した

僕の返事に不満に感じたのか
さっきから ひま〜!と言って
落ち着きがない

僕は目線を再び新聞に戻し
後少しで読み終わろうとしたら

その態度に不満が爆発したのか

「……もうっ! ジュンミョンなんて嫌いっ!」

そう言って部屋から飛び出して行った

「…はぁ、」

意地悪しないで素直に言えばよかった


「…ヒョン?」

「ギョンス…」

「ヒョンは馬鹿ですね、
意地悪できる性格じゃないのに
なんでしたんですか?」

「馬鹿って…」

ギョンスひどいなぁ…
確かに僕らしくないけどーー

「…ヌナ部屋にいますよ?」

早く行って来てください と
優しい表情で僕を見ながらギョンスは言った

「…ありがとう!」

僕は名無しがいる部屋へ向かった


コンコン

「…僕だよ、いるんでしょ?」

部屋をノックしても返事がない

「名無し? 入るよ? 」

入る事を告げて僕はドアを開けた

部屋に入ると名無しは
背中を向けて体育座りをしていた

「…名無し?」

「………」

声を掛けても無言を貫く名無し

そんな名無しを気にしつつ
僕は名無しの隣に行き
同じように体育座りをして話始めた

「…ごめん、意地悪しちゃった
ほんとはね、今日の記念日知ってたんだ
でも、言うタイミングを
いつにしようかとか、
少し意地悪してみようかなって
思っただけなんだ…
でも、名無しを悲しませちゃった…」

ごめんねー そう言って横から名無しを抱きしめた
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