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□ 一目惚れ
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僕は仕事が終わってからも

この場から離れたくなかった

何故かわからないけど

帰ってしまうとダメな気がしたから…

でも、何もない殺風景な状態で

待っていても仕方ない

諦めて帰ろうとしたら

足元にスカーフがひらりと落ちてきた

誰のだろう…

顔を上げると目線の先に女性がいた
きっとあの人の物だ

僕は彼女に向かって声をかけた
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