kgpr

□ばいばい
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「あーあ………」



学校の屋上。落ちないように張ってある柵に腰をかける。



「死にたく、ないなぁ」



覚悟してここに来たはずなのに…なんで、かな?

怖いーーー
怖いーーー
怖いーーー

楯山文乃という存在が消えるのが
皆から………シンタローから忘れられることが
でも………



「皆を守らなきゃ…私は皆のーーーーーーーーーー」


お姉ちゃんだから

さて、



「これで終わらせよう」



足下にシンタロー宛の手紙を赤いマフラーと一緒に置く。
自分の事を憶えていてもらえるように



「じゃあね、」





ばいばい
(こうならない為の手段はちゃんとあったのかもしれない)
(でも、私にはちょっと難しすぎた)

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