桜の誠ノ誓い

□緑恋着
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−永倉篇−



巡察で見かけた大量の蛍を美来ちゃんに見せたくて…



…!?


いや…美来ちゃんだけじゃねぇぞ!
美妃ちゃんや、千鶴ちゃんにも見せたかったんだぜ!



って誰に言ってんだ…





まぁ、取り敢えず見に行こう!って誘ったら、思った以上に喜んでくれてよ!



あの笑顔は、反則だぞ!

なんな笑顔向けられちゃぁ、どんな男もイチコロだぞ!




今も美妃ちゃんと、千鶴ちゃんと楽しそうに笑いながら、美来ちゃんは酒を飲んでいた。




いくらか、酒が回って来たのか、頬をほんのり紅く染めていて、いつもとは違って色気が漂ってる。



そんな美来ちゃんに見惚れていると、隣で飲んでいた左之が苦笑いを浮かべながら、俺に徳利を差し出した。









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