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□鬼の瞳は意外と優しい
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土「朝から煩せぇな!!」

眉間に皺を寄せ、朝からご機嫌斜めな鬼の副長。



「酷〜い!折角顔見せに来てあげたのに〜!」

拗ねた様に装いながら、背中に抱き着く。
眉間に寄せられた皺は消え、頬が赤く染まった。




土「…何で上目線だぁ?どうせ、総悟から逃げてきたんだろ?」

目だけを向けて苦笑いを浮かべた。
その表情に顔を染めながら頬を膨らませて睨んだ。




土「…フッ。そんな顔しても効果ねぇよ。
…それより此方に来い。」
自分に巻き付いていた腕を引っ張り、自分の正面に連れて来ると、胡座を掻いていた膝に座らせ、今度は土方が後ろから抱き締めた。





土「抱き締められるのもいいが、やっぱ俺は抱き締める方がいいな!」
甘く優しく囁くと腕の中の女の肩に頭を乗せ、首筋に顔をうめた。





「…んっ…。土方さん、擽ったい…。」

土方の息が首筋にかかり、思わず声が漏れた。




土「…朝から、そんな甘い声聞いちまったら、我慢出来なくなるだろ?」

女の耳元で色っぽく囁き、リップ音を立ててそのま口付けた。




「んぁ…土…方さんが…」
朝には似つかわしくない甘い刺激に、頭は既にボーとしていた。





土「俺が何だって…?」

色っぽく囁きながら、女を床に押し倒し
その上に伸し掛かった。




土「もう、我慢出来ねぇ!抱かせろ!」

そう言いながら、激しく口付ける。



「んぅぅぅ。…昨日、あんなにシたのに…。」
激しく口付けられながらも、そう言えば唇が本の少し離れ、目の前の男をみた。




その男は、普段より格段に色気が増し、獲物を狙う獣の様な目をしていた。






土「あぁ?…あんなじゃぁ、足りねぇよ。」

ニヤリとSの笑みをして、また激しく口付ける。






でも、そんな意地悪な顔をする貴方も好き。

私の全ては貴方の物。





ずっと私だけの優しくて甘い鬼の副長で居てね!

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