Web拍手etc作品
□甘い時間
1ページ/1ページ
晴れた昼下り。
縁側の柱に凭れかかって一休みをしていた。
ポカポカと暖かい日差しに、直ぐ様睡魔に襲われ夢の世界に旅立とうとしていた。
後一歩で夢の世界に行ける。って言う時に、良く知った温もりと匂いに包まれた。
原「おい。こんな処でそんな可愛い顔してると襲われるぞ!」
巡察から戻った原田が可愛い恋人を後ろから抱き締めていた。
「誰に襲われるの?そんな馬鹿はいないよ」
と言いながらも眠くて目が開かなく、原田の腕に頭を預ける。
原「此処にいる!」
自分の回した腕に横を向く様な形で頭を預けている可愛い恋人の唇に口付けた。
「んっ…。」
口付けをされるとは思っていなかった為、思わず甘い吐息が漏れる。
原「…そんな可愛い声聞いたら、我慢出来ねぇだろ。…俺の部屋行くぞ!」
と言うが早い、愛しい人を横抱きにし、自分の部屋へと足を進める。
アタフタと腕の中で暴れる愛しい女の横腹を器用に撫で上げ黙らせる。
部屋の前まで行くと乱暴に足で襖を開け、敷っぱなしだった布団に優しく降ろすと、素早く上半身だけ着物を脱ぐと、直ぐ様、覆い被さる。
貪る様な口付け。
徐々に下へと降りていく唇。
首筋を舌で下から上へと舐め上げる。
「んぁ…。だ…めぇ…」
漏れ出す甘い吐息に原田の下半身は熱が集まり出し、膨れ上がった。
原「…早く、お前を味わいてぇ。」
お前は俺だけに感じてろ。
俺だけを見ろ。
お前は俺だけの女だ