黒翻りて鮮紅舞う
□第二訓・優しい鬼さん
1ページ/11ページ
右手を半分だけ着ている着流しに突っ込みながら、街の大通りを重い足取りで歩いていた。
スーパーまで連れて行け。と勝手に付いて来た美来は、銀時の服の裾を軽く掴みながら、回りをキョロキョロ見回しながら付いて来た。
美来「うわぁ〜!本当に銀魂の世界だ!」
目を輝かせながら周りを見ている
美来に銀時は思わず、頬を緩めた。
銀「…着いたぞ。ここが大江戸スーパーだ。銀さんは大切な用事があるから、勝手に帰れ。…じゃぁな。」
スーパーの前で服を掴んでいた
美来の手を放し、片手を上げヒラヒラと振りながら、一人で歩き出した。
美来「ありがとう!…パチンコ頑張って。」
銀「…!?」
銀時は、バツが悪そうに足早に去って行った。
美来はウフフッと笑いながら、スーパーの中に入って行った。
・