猫の詩

□道
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私は一本の道に立っている
前も後ろも見えない
見えるのは自分の足下だけ
落とし穴が怖くて私は歩かない

私は分かれ道に立っている
周りを見ても何もない
目の前にあるのはただの壁
失敗が怖くて私は選ばない

誰かの後ろをついて歩き
自分で道を選ばない
落とし穴が、失敗が怖くて
誰かの背中だけを追いかけた

でも、追いかける人は前が見えない
他から凜として見えても
心の中では落とし穴に怯えてるかもしれない
心の中では失敗を恐れてるかもしれない

私は一人だ
道の途中で誰と出会おうが一人だ
怖くても、誰にもついて行かない
だってこれは、私の道だから
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