猫の詩
□蓮の台(うてな)
1ページ/2ページ
白い人が迎えに来た
ああ、私はもういかなければならないのか
それでも私はいきたくない
また今日も来た
少しずつ強引になっていく
いやだ、私はあの人と離れたくないのだ
また今日も来た
止めてくれ、あの人と離さないでくれ
引っ張られる度、呼吸ができなくなる
白い人は今日も迎えに来るだろう
もういかなければいけない
愛する人よ、貴方に伝えておこう
もう会えなくなる
きっと生きて帰ってはこられない
だから、次会う時は
天に咲く蓮の台にて
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ