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□◎突然に変わりそう◎
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だけど
食事会や会談に出席させて頂くたびに
財閥の跡取り娘としてしか私を見てくれないことに気づかせられる。
もちろん、そんなの仕方のないこと。
私にほかに取り柄なんてないこと、
分かっているのに…
早くこの生活になれないと、
早く受け入れないと、
それは以前から自分自身に言い聞かせているの。
自室のベランダから月を見上げて、
なんてありふれた物思いに更け方なんだろう、と
少し笑ってしまう。
「幸せは私の側に…」
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