Lise
□ヒソカ×ト×ヒント
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『本当にありがとうございました。無事合格出来そうです。』
四次試験は既に開始されており、イルミとヒソカは名無しの援護ついでに、既に6点分狩っていた。
そして、イルミ・ヒソカ・名無しは一旦集まっていた。
「別に大した事ではないよ◇それにしても、凄いじゃないかv自分で6個も集めたんだろ?◇」
『いえいえ、俺なんてそんな…
お二人には負けますよ;』
「俺的には、ヒソカが居なくても十分だったけど。」
「クククッ◇…
10vs9でボクの勝ちv負け惜しみはいけないな◇イルミv」
『(たった1点差で誰が負け惜しみを言うn)』
「次は負けないから」
『…』
何故このような状況になっているかというと…
名無しをあげるあげないで言い争っている頃、2人の間に居た名無しは、頭上で繰り広げられている争いを気にも止めず、四次試験のことで思考していた。
『(先ず、下りて直ぐに自分の監視官からプレートを奪うとして…
他のは待ち伏せでもしておこうかな♪
そう言えば、援護するって言ってたけど…この作戦でいくと意味無いわよね…どうするんだろ?…
つか、何か周りの視線が痛い…俺が1番ってのがそんなに信じられないのか?)』
2重人格状態で名無しがそこまで考えた時…
「それでは、1番の方どうぞ。あ、2人居るんでしたね。どちらからでも結構ですので順にお願いします。2人目の方はその2分後となりますが…」
「お先にどうぞ◇」
『あ、ありがとうございます。』
そして、名無しは船から下り、木の上に隠れて待ち伏せした。
2分後、続いてヒソカが上陸。
すると、ヒソカは木に隠れていた名無しに下から手招きをした。
『(?何だろう…待ち伏せしてるんだけどな…)』
しかし名無しは、ヒソカが居るということはヒソカの監視官もおり、イルミはあと2分後だし大丈夫かなと思い下りてみることにした。
バサッ
『何ですか?』
するとヒソカは自然に名無しの手を取って歩き出した。
『え!?ちょ、待って下さい!何処行くんですか!?』
名無しは想定外のことに慌てた。
一応小声になっていたが…
「何処って、受験生が見える高い所◇」
『はい?』
名無しは全くもって理解不能だった。
彼処で待ち伏せしてしていれば効率よく取れたものを、この人は一体何を考えているのだと。
「ククッ◇只取るだけじゃつまらないだろ?◇だから、ボクとイルミとでゲームをしようと思ってね☆」
実はさっきの言い争いで、結局名無しを賭けたプレート狩りゲームをすることにしたのだった。
それを聞いて名無しは唖然とした。
言い争うのは結構だが、その議論が自分であることと、勝手にゲームに自分が賭けられていたのだ。
『(まてまてまて、何故そうなる!
何故私を賭けるんだ!別の物にしろ!第一私はゲイじゃない!女だ!どっちかって言うとレズなのではないか!?)』
ツッコむ観点がずれてしまった名無し。
そんな時、後ろから猛スピードで接近してくる者が…
「おやvやっと来たようだね◇」
『(もう、イルミおそーい!!来たら説教してやる!)』
そう思い名無しは振り返った…
しかし、